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汝等
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なんじら
ふりがな文庫
“
汝等
(
なんじら
)” の例文
人々
(
ひとびと
)
に
心
(
こころ
)
せよ、それは
汝
(
なんじ
)
らを
衆議所
(
しゅうぎしょ
)
に
付
(
わた
)
し、
会堂
(
かいどう
)
にて
鞭
(
むちう
)
たん。また
汝等
(
なんじら
)
わが
故
(
ゆえ
)
によりて、
司
(
つかさ
)
たち
王
(
おう
)
たちの
前
(
まえ
)
に
曳
(
ひ
)
かれん。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
これを春琴伝は記して
汝等
(
なんじら
)
妾
(
わらわ
)
を少女と
侮
(
あなど
)
りあえて芸道の神聖を
冒
(
おか
)
さんとするや、たとい幼少なりとていやしくも人に教うる以上師たる者には師の道あり
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「勝手にしろ。山を降りれば何かあるに相違ない。何かに付いて
降
(
おり
)
れば、どこかの村に
着
(
つく
)
に
極
(
きま
)
っている。
汝等
(
なんじら
)
ごとき懦弱漢はかえって
手足
(
てあし
)
纏
(
まと
)
いだ。帰れ帰れ」
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
万事
汝等
(
なんじら
)
の責任と
良識
(
りょうしき
)
によって前途を開き進め、人生は「親知らず」の
難所
(
なんじょ
)
であると言いたい気分でいる。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
思え! 殺された者の霊魂が、
汝等
(
なんじら
)
に対して、復讐の念を燃やさずに居ると思うか!
汝等
(
なんじら
)
がかかる非行を演ずるは、
畢竟
(
ひっきょう
)
神の何者たるかを知らぬからである。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
▼ もっと見る
……
汝等
(
なんじら
)
、
此処
(
こゝ
)
に、
立処
(
たちどころ
)
に
作品
(
さくひん
)
の
影
(
かげ
)
の
顕
(
あら
)
はれたる
此
(
こ
)
の
幻
(
まぼろし
)
の
姿
(
すがた
)
に
対
(
たい
)
して、
其
(
そ
)
の
礼
(
れい
)
無
(
な
)
きを
恥
(
は
)
ぢざるや……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
汝
(
なんじ
)
らの
地
(
ち
)
の
穀物
(
こくもつ
)
を
穫
(
かる
)
ときには
汝等
(
なんじら
)
その
田野
(
たはた
)
の
隅々
(
すみずみ
)
までを
尽
(
ことごと
)
く
穫
(
かる
)
べからず
亦
(
また
)
汝
(
なんじ
)
の
穀物
(
こくもつ
)
の
遺穂
(
おちぼ
)
を
拾
(
ひろ
)
うべからずまた
汝
(
なんじ
)
の
菓樹園
(
くだものばたけ
)
の
菓
(
くだもの
)
を
取尽
(
とりつく
)
すべからずまた
汝
(
なんじ
)
の
菓樹園
(
くだものばたけ
)
に
落
(
おち
)
たる
菓
(
くだもの
)
を
聖家族
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
汝等
(
なんじら
)
審
(
つまびらか
)
に諸の
悪業
(
あくごう
)
を作る。
或
(
あるい
)
は
夜陰
(
やいん
)
を以て
小禽
(
しょうきん
)
の家に至る。時に小禽
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍
(
ちょうやく
)
して
疲労
(
ひろう
)
をなし、
唯唯
(
ただただ
)
甘美
(
かんび
)
の
睡眠
(
すいみん
)
中にあり。汝等飛躍してこれを
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それを、さうはさせない身体よ、周囲よ、
汝等
(
なんじら
)
はみな人殺しだぞ。人殺し! 人殺し!。と秋成は、自分の身体に向け、あたりに向け、低いけれども太くて強い調子の声を吐きかけた。
上田秋成の晩年
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
あの聖書の中に、
汝等
(
なんじら
)
求めよ、さらば与えられん、尋ねよ、さらば
遇
(
あ
)
わん、
叩
(
たた
)
けよ、さらば
啓
(
ひら
)
かれんというところが御座いますね。もう少し前のあたりから、あの辺は私の好きなところで御座います。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
耶蘇
(
やそ
)
「我笛吹けども、
汝等
(
なんじら
)
踊らず。」
侏儒の言葉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
わあ、また
愁歎場
(
しゅうたんば
)
か。
汝等
(
なんじら
)
は、よく我慢してあそこに頑張っておれるね。神経が太いんだね。薄情なんだね。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
汝等
(
なんじら
)
審
(
つまびらか
)
に諸の悪業を作る。
或
(
あるい
)
は
夜陰
(
やいん
)
を以て
小禽
(
しょうきん
)
の家に至る。時に小禽
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍
(
ちょうやく
)
して疲労をなし、
唯唯
(
ただただ
)
甘美
(
かんび
)
の
睡眠
(
すいみん
)
中にあり、汝等飛躍してこれを
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
爰
(
ここ
)
に神の真理の大河となり、洋々として大地を洗い、その不可抗の威力の前には、現在
汝等
(
なんじら
)
を悩ます
痴愚
(
ちぐ
)
も、不信も、罪悪も、虚偽も
皆
(
みな
)
跡方もなく一掃せられて
了
(
しま
)
うであろう。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
キリストの
汝等
(
なんじら
)
己を愛する如く隣人を愛せよという言葉をへんに頑固に思いこんでしまっているらしい。
わが半生を語る
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
これとても最後
涅槃経
(
ねはんぎょう
)
中には今より以後
汝等
(
なんじら
)
仏弟子の肉を食うことを許されずとされている。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
嗚呼
(
ああ
)
盲目なる
哉
(
かな
)
地上の人類、
汝等
(
なんじら
)
は神の名に
於
(
おい
)
て
過
(
あやまち
)
を犯せる人の子の生命を断ちつつある。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
汝等
(
なんじら
)
審
(
つまびらか
)
に諸の
悪業
(
あくごう
)
を作る。
或
(
あるい
)
は
夜陰
(
やいん
)
を以て、
小禽
(
しょうきん
)
の家に至る。時に小禽、
既
(
すで
)
に終日日光に浴し、
歌唄
(
かばい
)
跳躍
(
ちょうやく
)
して
疲労
(
ひろう
)
をなし、
唯唯
(
ただただ
)
甘美
(
かんび
)
の
睡眠
(
すいみん
)
中にあり。汝等飛躍してこれを
握
(
つか
)
む。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
かれら
汝
(
なんじ
)
らを
付
(
わた
)
さば、
如何
(
いかに
)
なにを
言
(
い
)
わんと
思
(
おも
)
い
煩
(
わずら
)
うな、
言
(
い
)
うべき
事
(
こと
)
は、その
時
(
とき
)
さずけられるべし。これ
言
(
い
)
うものは
汝等
(
なんじら
)
にあらず、
其
(
そ
)
の
中
(
うち
)
にありて
言
(
い
)
いたまう
汝
(
なんじ
)
らの
父
(
ちち
)
の
霊
(
れい
)
なり。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
汝等
(
なんじら
)
おのれを愛するが如く、汝の隣人を愛せよ。
返事
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
汝
漢検準1級
部首:⽔
6画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“汝等”で始まる語句
汝等處