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埋
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うづま
ふりがな文庫
“
埋
(
うづま
)” の例文
此際
(
このさい
)
鐵道橋梁
(
てつどうきようりよう
)
も
下
(
くだ
)
り
汽車
(
きしや
)
と
共
(
とも
)
に
浚
(
さら
)
はれてしまつたが、これは
土砂
(
どさ
)
に
埋
(
うづま
)
つたまゝ
海底
(
かいてい
)
まで
持
(
も
)
つて
行
(
ゆ
)
かれたものであることが
解
(
わか
)
つた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
常には見上る
高枝
(
たかきえだ
)
も
埋
(
うづま
)
りたる雪を
天然
(
てんねん
)
の
足場
(
あしば
)
として心の
儘
(
まゝ
)
に
伐
(
きり
)
とり、大かたは六
把
(
は
)
を一人まへとするなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此
(
こ
)
の
上
(
うへ
)
なき
滿足
(
まんぞく
)
を
以
(
もつ
)
て
書見
(
しよけん
)
に
耽
(
ふけ
)
るのである、
彼
(
かれ
)
は
月給
(
げつきふ
)
を
受取
(
うけと
)
ると
直
(
す
)
ぐ
半分
(
はんぶん
)
は
書物
(
しよもつ
)
を
買
(
か
)
ふのに
費
(
つひ
)
やす、
其
(
そ
)
の六
間
(
ま
)
借
(
か
)
りてゐる
室
(
へや
)
の三つには、
書物
(
しよもつ
)
と
古雜誌
(
ふるざつし
)
とで
殆
(
ほとんど
)
埋
(
うづま
)
つてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
自分の心の中は、たつたそれだけのことで
埋
(
うづま
)
つてゐた。安倍さんに頼んだら、大井さんを生き返して呉れるかも知れない、——と自分は実際その時そんなことを思つてゐた。
その日のこと〔『少女』〕
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
この
隧道
(
トンネル
)
の
中
(
なか
)
の
汽車
(
きしや
)
と、この
田舍者
(
ゐなかもの
)
の
小娘
(
こむすめ
)
と、さうして
又
(
また
)
この
平凡
(
へいぼん
)
な
記事
(
きじ
)
に
埋
(
うづま
)
つてゐる
夕刊
(
ゆふかん
)
と、——これが
象徴
(
しやうちよう
)
でなくて
何
(
なん
)
であらう。
不可解
(
ふかかい
)
な、
下等
(
かとう
)
な、
退屈
(
たいくつ
)
な
人生
(
じんせい
)
の
象徴
(
しやうちよう
)
でなくて
何
(
なん
)
であらう。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
常には見上る
高枝
(
たかきえだ
)
も
埋
(
うづま
)
りたる雪を
天然
(
てんねん
)
の
足場
(
あしば
)
として心の
儘
(
まゝ
)
に
伐
(
きり
)
とり、大かたは六
把
(
は
)
を一人まへとするなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
山々の
喬木
(
たかきき
)
も春二月のころは雪に
埋
(
うづま
)
りたるが
梢
(
こずゑ
)
の雪は
稍
(
やゝ
)
消
(
きえ
)
て
遠目
(
とほめ
)
にも見ゆる也。此時
薪
(
たきゞ
)
を
伐
(
きる
)
に
易
(
やす
)
ければ
農人等
(
のうにんら
)
おの/\
輴
(
そり
)
を
拖
(
ひき
)
て山に入る、或はそりをば
麓
(
ふもと
)
に
置
(
おく
)
もあり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
山々の
喬木
(
たかきき
)
も春二月のころは雪に
埋
(
うづま
)
りたるが
梢
(
こずゑ
)
の雪は
稍
(
やゝ
)
消
(
きえ
)
て
遠目
(
とほめ
)
にも見ゆる也。此時
薪
(
たきゞ
)
を
伐
(
きる
)
に
易
(
やす
)
ければ
農人等
(
のうにんら
)
おの/\
輴
(
そり
)
を
拖
(
ひき
)
て山に入る、或はそりをば
麓
(
ふもと
)
に
置
(
おく
)
もあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
冬の雪は
脆
(
やはらか
)
なるゆゑ人の
蹈固
(
ふみかため
)
たる
跡
(
あと
)
をゆくはやすけれど、
往来
(
ゆきゝ
)
の
旅人
(
たびゝと
)
一
宿
(
しゆく
)
の夜大雪降ばふみかためたる一
条
(
すぢ
)
の雪道雪に
埋
(
うづま
)
り
途
(
みち
)
をうしなふゆゑ、
郊原
(
のはら
)
にいたりては
方位
(
はうがく
)
をわかちがたし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
文化のはじめ大雪の時高田の市中(町のながさ一リにあまる)雪に
埋
(
うづま
)
りて
闇夜
(
あんや
)
のごとく、
昼夜
(
ちうや
)
をわかたざる事十余日、市中
燈
(
ともしび
)
の油
尽
(
つき
)
て諸人難義せしに、御
領主
(
りやうしゆ
)
より家毎に油を
賜
(
たま
)
ひし事ありき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
埋
常用漢字
中学
部首:⼟
10画
“埋”を含む語句
埋葬
生埋
埋合
溝埋
埋火
降埋
埋木
埋没
埋立
穴埋
埋蔵
埋葬地
埋尽
埋伏
埋立地
埋兵
埋草
埋地
仮埋葬
埋堀
...