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拖
ふりがな文庫
“拖”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひ
37.5%
ひき
25.0%
ひく
25.0%
し
12.5%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひ
(逆引き)
頭は
牖
(
まど
)
に
窺
(
うかが
)
い
尾
(
お
)
は堂に
拖
(
ひ
)
くという素晴らしい大きさである。葉公はこれを見るや
怖
(
おそ
)
れわなないて
逃
(
に
)
げ走った。その
魂魄
(
こんぱく
)
を失い
五色主無
(
ごしきしゅな
)
し、という意気地無さであった。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
拖(ひ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひき
(逆引き)
山々の
喬木
(
たかきき
)
も春二月のころは雪に
埋
(
うづま
)
りたるが
梢
(
こずゑ
)
の雪は
稍
(
やゝ
)
消
(
きえ
)
て
遠目
(
とほめ
)
にも見ゆる也。此時
薪
(
たきゞ
)
を
伐
(
きる
)
に
易
(
やす
)
ければ
農人等
(
のうにんら
)
おの/\
輴
(
そり
)
を
拖
(
ひき
)
て山に入る、或はそりをば
麓
(
ふもと
)
に
置
(
おく
)
もあり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
拖(ひき)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひく
(逆引き)
かゝる時は
修羅
(
しゆら
)
を二ツも三ツもかくるなり。材木は雪のふらざる秋
伐
(
き
)
りてそのまゝ山中におき、
輴
(
そり
)
を用ふる時にいたりてひきいだす。かゝる大材をも
拖
(
ひく
)
をもつて雪の
堅
(
かたき
)
をしるべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
拖(ひく)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
し
(逆引き)
小野さんの靴は、
湿
(
しめ
)
っぽい光を
憚
(
はば
)
かるごとく、地に落す
踵
(
かかと
)
を
洋袴
(
ズボン
)
の
裾
(
すそ
)
に隠して、
小路
(
こうじ
)
を
蕎麦屋
(
そばや
)
の
行灯
(
あんどん
)
まで抜け出して左へ折れた。往来は人の
香
(
におい
)
がする。地に
拖
(
し
)
く影は長くはない。丸まって動いて来る。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
拖(し)の例文をもっと
(1作品)
見る
拖
部首:⼿
8画
“拖”を含む語句
拖泥帯水
拖泥
“拖”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
中島敦
夏目漱石
岡本綺堂