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よびな
ふりがな文庫
“
呼名
(
よびな
)” の例文
それから
馬
(
うま
)
の
呼名
(
よびな
)
でございますが、
私
(
わたくし
)
は
予
(
かね
)
ての
念願
(
ねんがん
)
どおり、
若月
(
わかつき
)
を
改
(
あらた
)
めて、こちらでは
鈴懸
(
すずかけ
)
と
呼
(
よ
)
ぶことに
致
(
いた
)
しました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その語もまだ残って東北ではアッパ、沖繩ではアンマがあるが、一般に
呼名
(
よびな
)
は許される限り上級へと登って行って、
裏長屋
(
うらながや
)
にも奥さんは多くなったのである。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
友達
(
ともだち
)
いやしがりて
萬年町
(
まんねんちやう
)
の
呼名
(
よびな
)
今
(
いま
)
に
殘
(
のこ
)
れども、三五
郎
(
らう
)
といへば
滑稽者
(
おどけもの
)
と
承知
(
しやうち
)
して
憎
(
に
)
くむ
者
(
もの
)
の
無
(
なき
)
きも一
徳
(
とく
)
なりし、
田中屋
(
たなかや
)
は
我
(
わ
)
が
命
(
いのち
)
の
綱
(
つな
)
、
親子
(
おやこ
)
が
蒙
(
かう
)
むる
御恩
(
ごおん
)
すくなからず
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
すると
跛足
(
リンピイ
)
リンプ——これはあとから酒場で自己紹介し合って判ったのだが、男は、Limpy Limp なる
呼名
(
よびな
)
に自発的に返事して、つまりびっこだった——は、ここで一そう
踊る地平線:08 しっぷ・あほうい!
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
さらば我一代を何がための犠牲などこと/″\
敷
(
しく
)
とふ人もあらん、花は
散時
(
ちりどき
)
あり月はかくる時あり、わが如きものわが如くして過ぬべき一生なるに、はかなきすねものの
呼名
(
よびな
)
をかしうて
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
妙な
呼名
(
よびな
)
だが、変り者同士のことだから、あまりおかしく響かない。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
モン長 いや、こなたよりはまだ
參
(
まゐ
)
らするものがおぢゃる。
吾等
(
われら
)
純金
(
じゅんきん
)
にて
姫
(
ひめ
)
の
像
(
ざう
)
を
建
(
た
)
て
申
(
まう
)
し、
此
(
この
)
ヹローナが
同
(
おな
)
じ
呼名
(
よびな
)
で
知
(
し
)
らるゝ
限
(
かぎ
)
り、
貞節
(
ていせつ
)
なヂュリエットどのゝ
黄金
(
こがね
)
の
像
(
ざう
)
をば
上無
(
うへな
)
き
記念
(
かたみ
)
と
崇
(
あが
)
めさせん。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
うつせみの世を
疾
(
と
)
く去りし昔の人の
呼名
(
よびな
)
かと。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
良人
(
おっと
)
はしきりに
馬
(
うま
)
の
鼻面
(
はなづら
)
を
撫
(
な
)
でてやりながら『
汝
(
おまえ
)
もとうとう
出世
(
しゅっせ
)
して
鈴懸
(
すずかけ
)
になったか。イヤ
結構
(
けっこう
)
結構
(
けっこう
)
!
俺
(
わし
)
はもう
呼名
(
よびな
)
について
反対
(
はんたい
)
はせんぞ……。』そう
言
(
い
)
って、
私
(
わたくし
)
の
方
(
ほう
)
を
顧
(
かえり
)
みて
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
うつせみの世を
疾
(
と
)
く去りし昔の人の
呼名
(
よびな
)
かと。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
私
(
わたくし
)
は——
実
(
じつ
)
は
相州
(
そうしゅう
)
荒井
(
あらい
)
の
城主
(
じょうしゅ
)
三浦道寸
(
みうらどうすん
)
の
息
(
そく
)
、
荒次郎
(
あらじろう
)
義光
(
よしみつ
)
と
申
(
もう
)
す
者
(
もの
)
の
妻
(
つま
)
だったものにございます。
現世
(
げんせ
)
の
呼名
(
よびな
)
は
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
——
時代
(
じだい
)
は
足利時代
(
あしかがじだい
)
の
末期
(
まっき
)
——
今
(
いま
)
から
約
(
やく
)
四百
余年
(
よねん
)
の
昔
(
むかし
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“呼名”の意味
《名詞》
呼名(こめい)
名前を呼ぶこと。「呼名点呼」
(出典:Wiktionary)
呼
常用漢字
小6
部首:⼝
8画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“呼”で始まる語句
呼吸
呼
呼鈴
呼息
呼出
呼子
呼応
呼笛
呼気
呼込