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よしお
ふりがな文庫
“
吉雄
(
よしお
)” の例文
吉雄
(
よしお
)
は、うなずいて、
出
(
で
)
ていきました。やはり、二、三
日
(
にち
)
は、お
母
(
かあ
)
さんは、
子供
(
こども
)
のことを
案
(
あん
)
じて、
仕事
(
しごと
)
が
手
(
て
)
につきませんでした。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あまり、
寒
(
さむ
)
いものですから、お
湯
(
ゆ
)
を
飲
(
の
)
んで
体
(
からだ
)
があたたかになるように、やったのです。」と、
吉雄
(
よしお
)
はきまり
悪
(
わる
)
げに
答
(
こた
)
えました。
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉雄
(
よしお
)
は、
学校
(
がっこう
)
へゆく
前
(
まえ
)
には、かならず、かわいがって
飼
(
か
)
っておいたやまがらに、
餌
(
えさ
)
をやり、
水
(
みず
)
をやることを
怠
(
おこた
)
りませんでした。
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉雄
(
よしお
)
は、
学校
(
がっこう
)
へいってから、
友
(
とも
)
だちといろいろ
話
(
はな
)
したときに、
自分
(
じぶん
)
は
今日
(
きょう
)
くる
前
(
まえ
)
に、やまがらにお
湯
(
ゆ
)
をやってきたということを
話
(
はな
)
しました。
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただ、あのお
宮
(
みや
)
のけいだいで、
年
(
とし
)
ちゃんや
吉雄
(
よしお
)
さんたちと
仲
(
なか
)
よくあそんでいることができれば、それがなによりもたのしいことだと
思
(
おも
)
いました。
おさらい帳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
吉雄
(
よしお
)
くんの
植
(
う
)
えたいちじゅくは、
庭
(
にわ
)
のすみで、ほかの
木
(
き
)
の
下
(
した
)
になって、
日
(
ひ
)
がよく
当
(
あ
)
たらなかったので、いつまでたっても
実
(
み
)
がなりませんでした。
いちじゅくの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
子供
(
こども
)
に、そんなことをさせるのは、
先方
(
せんぽう
)
がよくない。いやがるのは、もっともだ。」と、こんどは、お
父
(
とう
)
さんが、
吉雄
(
よしお
)
に
味方
(
みかた
)
されたのでした。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほんとうに、あのとき、
吉雄
(
よしお
)
くんが、
自分
(
じぶん
)
の
木
(
き
)
はだめだといって、そのままにしておいたり、もしくは、
捨
(
す
)
ててしまったら、どうでしたでしょう。
いちじゅくの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
吉雄
(
よしお
)
さん、
遊
(
あそ
)
ぼう!」と、
一人
(
ひとり
)
は、
元気
(
げんき
)
よく
呼
(
よ
)
びかけました。しかし、
吉雄
(
よしお
)
さんは、その
言葉
(
ことば
)
には、
耳
(
みみ
)
もかさずに
幼き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
昨日
(
きのう
)
あたりから、あたたかな
風
(
かぜ
)
が、
吹
(
ふ
)
きはじめました。もう
春
(
はる
)
がやってくるのです。
吉雄
(
よしお
)
の
学年試験
(
がくねんしけん
)
も
終
(
お
)
わって、
来月
(
らいげつ
)
からは六
年生
(
ねんせい
)
になるのでした。
波荒くとも
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、
吉雄
(
よしお
)
くんのいちじゅくの
木
(
き
)
も、ぐんぐん
大
(
おお
)
きくなってゆきました。そして、
早
(
はや
)
くも、
明
(
あ
)
くる
年
(
とし
)
には、みごとな
実
(
み
)
が
幾
(
いく
)
つもついたのであります。
いちじゅくの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
よくきくと、
時計屋
(
とけいや
)
のおばあさんは、
病気
(
びょうき
)
で
臥
(
ね
)
ているのでした。
吉雄
(
よしお
)
は、その
看病
(
かんびょう
)
のてつだいをさせられるのがいやさに、
出
(
で
)
てきたというのであります。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉雄
(
よしお
)
さんは、
正
(
しょう
)
ちゃんが
病気
(
びょうき
)
になったと
聞
(
き
)
くと、びっくりしました。そして、かわいそうでならなかったのです。
幼き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しばらく
道
(
みち
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
っていると、
吉雄
(
よしお
)
さんは、
退屈
(
たいくつ
)
しました。そして、あちらへいって、みんなと
遊
(
あそ
)
びたくなりました。そう、
思
(
おも
)
ったことに
無理
(
むり
)
はありません。
幼き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
原
(
はら
)
っぱで、あんなことをして
遊
(
あそ
)
ばなければ、ころびもしなくて、よかったのだ。」と、
年
(
とし
)
ちゃんは、
昨日
(
きのう
)
、
材木
(
ざいもく
)
がたくさん
積
(
つ
)
んである
上
(
うえ
)
を、
吉雄
(
よしお
)
くんや、
賢二
(
けんじ
)
くんと
さびしいお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三
畳
(
じょう
)
のへやには、すみの
方
(
ほう
)
に
吉雄
(
よしお
)
の
机
(
つくえ
)
が
置
(
お
)
いてあって、そこへ
床
(
とこ
)
を
敷
(
し
)
いたので、
病人
(
びょうにん
)
のまくらもとには、
薬
(
くすり
)
びんや、
洗面器
(
せんめんき
)
や、
湯気
(
ゆげ
)
を
立
(
た
)
たせる、
火鉢
(
ひばち
)
などがあって
足
(
あし
)
のふみ
場
(
ば
)
もないのです。
波荒くとも
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
吉雄
(
よしお
)
や
待
(
ま
)
っていたのか、さあ、
寒
(
さむ
)
いからお
家
(
うち
)
へ
入
(
はい
)
んな。」といいました。
波荒くとも
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
“吉雄”で始まる語句
吉雄幸左衛門