一粒の真珠ひとつぶのしんじゅ
ある町にたいそう上手な医者が住んでいました。けれど、この人はけちんぼうで、金持ちでなければ、機嫌よく見てくれぬというふうでありましたから、貧乏人は、めったにかかることができませんでした。 それは、雪まじりの風の吹く、寒い寒い晩のことです。 …
作品に特徴的な語句
おこな いそ なさ ことわ ちち なか あに ひか はい つめ そと いえ ねん かれ のち きゅう はは こめ 老人ろうじん くる はな おと あたま たよ にわとり 一人ひとり 一粒ひとつぶ 上手じょうず した 世話せわ 二人ふたり ひと 人々ひとびと ほか やす ぼく 先生せんせい まえ ちから たす 勇吉ゆうきち 勇坊ゆうぼう 勇気ゆうき つの 医者いしゃ くち 吹雪ふぶき ぼう しお 売薬ばいやく 夜中よなか おく 姿すがた 子供こども 孝行こうこう さむ ちい 少年しょうねん とこ 後悔こうかい こころ わす おそ おも 思案しあん めぐ わる かん 感謝かんしゃ 戦争せんそう 手助てだす 提燈ちょうちん 数珠じゅず たび はや 時分じぶん ばん あたた くら