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とう
まだうら
若い
身でありながら
再縁しようなどという
心は
微塵もなく、どこまでも
三浦の
殿様に
操を
立て
通すとは
見上げたものである。
日出雄少年も
二名の
水兵も
默して
一言なく、
稻妻は
終夜吠え
通しに
吠えたので
餘程疲れたと
見え、
私の
傍に
横つて
居る。
少年は、その
石を
持って
町へ
出ました。そして、ある
飾り
屋の
前を
通りかかりましたときに、その
店さきにすわっていた
主人にこの
石を
見てもらいました。
むしろそのあまりに
強情な
性質……一たん
斯うと
思えば
飽までそれを
押し
通そうとする、
我侭な
気性の
為めであったように
思われました。
『あなたはこちらでどんな
境地を
通って
来たのですか?』
母は
真先きにそう
訊ねました。『
最初からここではないようにきいて
居りますが……。』
其爲に
亞尼は
一人淋しく
家に
殘されて、
遂に
私の
家に
奉公に
出る
樣になつたのですが、
御存じの
通り、
極く
正直な
女ですから、
私共も
目をかけて
使つて
居る
内
“通”の意味
《名詞》
(ツウ)趣味の分野において、特に暗黙のルールとなっていることまで知悉していること。江戸時代、元禄期における趣味人の価値が「粋」であったのに対し、化政期において重視された価値。
(とおり 「通り」とも) 特に市街地の内部にあって、形状がおおむね同一で、連続する道路の呼称。
(出典:Wiktionary)