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身代
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みがは
ふりがな文庫
“
身代
(
みがは
)” の例文
お
隣
(
となり
)
の
方
(
かた
)
は
身代
(
みがは
)
りに
立
(
た
)
つて
下
(
くだ
)
すつたやうなものだから、
此方
(
こちら
)
が
治
(
なほ
)
つたら、お
墓
(
はか
)
を
尋
(
たづ
)
ねて、
私
(
わたし
)
も
參
(
まゐ
)
る、お
前
(
まへ
)
も
一所
(
いつしよ
)
に
日參
(
につさん
)
しようね。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
的
(
まと
)
とお節も
續
(
つゞい
)
て立上り是非ともお願ひ申た上お
聞入
(
きゝいれ
)
のない時は御家老樣の御
玄關
(
げんくわん
)
で其儘
舌
(
した
)
を
喰切
(
くひきり
)
つゝ死して夫の
身代
(
みがは
)
りにと云ば藤八
打點頭
(
うちうなづき
)
オヽ
能
(
よく
)
云た其
位
(
くらゐ
)
度胸
(
どきよう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
特に異常な性質を持つてゐるといふ
印
(
しるし
)
になる
畸形
(
きけい
)
な點があるわけでもない。まつたく、この子供が、既に惡魔の
下僕
(
しもべ
)
で、その
身代
(
みがは
)
りであらうとは誰が思ひ得ようか。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
救
(
すく
)
ふには、
天守
(
てんしゆ
)
の
主人
(
あるじ
)
が
満足
(
まんぞく
)
する、
自分
(
じぶん
)
の
身代
(
みがは
)
りに
成
(
な
)
るほどな、
木彫
(
きぼり
)
の
像
(
ざう
)
を、
夫
(
をつと
)
の
手
(
て
)
で
刻
(
きざ
)
んで
償
(
つくな
)
ふ
事
(
こと
)
で。
其
(
そ
)
の
他
(
ほか
)
に
助
(
たす
)
かる
術
(
すべ
)
はない……とあつた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其方儀
平生
(
へいぜい
)
養母
(
やうぼ
)
に孝行を盡し其上に先年
實父
(
じつふ
)
富右衞門御
所刑
(
しおき
)
に相成候
節
(
せつ
)
自分
身代
(
みがは
)
りの儀願ひ
出
(
いで
)
候段是又實父
母
(
ぼ
)
へ孝心の至りに
思召
(
おぼしめ
)
され候之に依て御
褒美
(
はうび
)
として
白銀
(
はくぎん
)
三枚取せ
遣
(
つか
)
はす
有難
(
ありがた
)
く存ず可し
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
さあ、
身代
(
みがは
)
りは
出来
(
でき
)
たぞ!
一目
(
ひとめ
)
彼
(
あ
)
の
女
(
をんな
)
を
見
(
み
)
され、
即座
(
そくざ
)
に
法衣
(
ころも
)
を
着
(
き
)
た
巌
(
いは
)
と
成
(
な
)
つて、
一寸
(
いつすん
)
も
動
(
うご
)
けまい、と
暗
(
やみ
)
の
夜道
(
よみち
)
を
馴
(
な
)
れた
道
(
みち
)
ぢや、すた/\と
小家
(
こや
)
へ
帰
(
かへ
)
つてのけた……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何
(
なに
)
か、
自分
(
じぶん
)
に
此
(
こ
)
の
天守
(
てんしゆ
)
の
主人
(
あるじ
)
から、
手間賃
(
てまちん
)
の
前借
(
まへがり
)
をして
居
(
を
)
つて、
其
(
そ
)
の
借
(
かり
)
を
返
(
かへ
)
す
羽目
(
はめ
)
を、
投遣
(
なげや
)
りに
怠惰
(
なまけ
)
を
遣
(
や
)
り、
格合
(
かくかう
)
な
折
(
をり
)
から、
少
(
わか
)
いものを
煽
(
あふ
)
り
立
(
た
)
つて、
身代
(
みがは
)
りに
働
(
はたら
)
かせやう
気
(
き
)
かも
計
(
はか
)
られぬ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“身代”の解説
身代(しんだい/みのしろ)とは、中世から近世日本にかけて用いられた用語。時代によって異なる内容で用いられた。
(出典:Wikipedia)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“身代”で始まる語句
身代金
身代限
身代半減