西暦せいれき)” の例文
これが西暦せいれき千八百八十三年せんはつぴやくはちじゆうさんねん大爆裂だいばくれつをなして、しま大半たいはんばし、あとにはたかわづか八百十六米はつぴやくじゆうろくめーとる小火山島しようかざんとうのこしたのみである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
『ジャン・クリストフ』の作者さくしゃロマン・ローランは、西暦せいれき千八百六十六ねんフランスにまれて、現在げんざいではスウィスの山間さんかんんでいます。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
或人あるひとまたいつた、なんぢ所論しよろんは一理窟りくつあるが實際的じつさいてきでない。なんぢ歐文おうぶん年紀ねんきしるすとき西暦せいれきもちゐて神武紀元しんむきげんもちゐないのは何故なにゆえか、いはゆる自家撞着じかどうちやくではないかと。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
かれが四十七さいのときすなわち西暦せいれき一七九六年のことです、数えてみれば研究にとりかかって二十年近くの歳月さいげつを経ましたが、その年の春ごろから天然痘てんねんとうが流行しましたので
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
西暦せいれき一千八百六十六ねん墺普戰爭オーフツせんさうに、てき重圍じゆうゐおちいつたる墺太利軍オースタリーぐんいち偵察隊ていさつたいは、てきまなこくらまさんがため、密書みつしよをば軍用犬ぐんようけん首輪くびわして、その本陣ほんじん送皈おくりかへしたといふ逸話いつわがある。
「さよう西暦せいれき……」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たゞ享保元年きようほがんねん西暦せいれき千七百十六年せんしちひやくじゆうろくねん)にける新燃鉢しんもえばち噴火ふんかは、霧島噴火史上きりしまふんかしじようおいもつとはげしく、したがつて最高さいこう損害記録そんがいきろくあたへたものであつた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
西暦せいれき千七百四十八年せんしちひやくしじゆうはちねん一農夫いちのうふ偶然ぐうぜん發見はつけんによりつひ今日こんにちのようにほとんど全部ぜんぶ發掘はつくつされることになつたのである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
西暦せいれき千七百五十五年せんしちひやくごじゆうごねん十一月一日じゆういちがついちにちのリスボンの大地震だいぢしん規模きぼすこぶ廣大こうだいなものであつて、感震區域かんしんくいき長徑ちようけい五百里ごひやくりわたり、地動ぢどう餘波よはによつて、スコットランド
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
此外このほかはゞわづか一二寸程いちにすんほど地割ぢわれが開閉かいへいしたことをしるしたものはないでもないが、それも餘計よけいはない。一例いちれいげるならば、西暦せいれき千八百三十五年せんはつぴやくさんじゆうごねん南米なんべいチリ地震ぢしんである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かくして西暦せいれき紀元きげん千七百五十五年せんしちひやくごじゆうごねんのリスボン地震ぢしん記事きじがよく了解りようかいせられる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)