“此外”の読み方と例文
読み方割合
このほか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其事の始末は、鬼の為に誘はれ、近く候山々経歴し見候みそうろう此外このほか二三人失せし者をもうけたまわり候へども、それらは某見候者にも無く候。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
此外このほか私達の不注意からして人夫の調和が欠けていた事も見逃せない。黒部のような処へ入るには、谷歩きに熟練した者の一人でも多い方が心強い。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
此外このほかはゞわづか一二寸程いちにすんほど地割ぢわれが開閉かいへいしたことをしるしたものはないでもないが、それも餘計よけいはない。一例いちれいげるならば、西暦せいれき千八百三十五年せんはつぴやくさんじゆうごねん南米なんべいチリ地震ぢしんである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)