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翁
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をう
ふりがな文庫
“
翁
(
をう
)” の例文
余
(
よ
)
前年
(
さきのとし
)
江戸に
在
(
あり
)
し時右の事を
先
(
さき
)
の
山東翁
(
さんとうをう
)
にかたりしに、
翁
(
をう
)
曰
(
いはく
)
世路
(
せいろ
)
の
灘
(
なだ
)
は
総滝
(
そたき
)
よりも危からん、世は
足
(
あし
)
もとを見て
渡
(
わた
)
るべきにやとて
笑
(
わら
)
へり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「
曲翠
(
きよくすゐ
)
問
(
とふ
)
、
発句
(
ほつく
)
を取りあつめ、集作ると云へる、此道の
執心
(
しふしん
)
なるべきや。
翁
(
をう
)
曰
(
いはく
)
、これ卑しき心より
我
(
わが
)
上手
(
じやうず
)
なるを知られんと我を忘れたる名聞より
出
(
いづ
)
る事也。」
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
二宮尊徳
(
にのみやそんとく
)
翁
(
をう
)
を
祭
(
まつ
)
れる
報徳神社
(
はうとくじんじや
)
に
詣
(
まう
)
づ。
木
(
き
)
の
鳥居
(
とりゐ
)
に
階子
(
はしご
)
して
輪飾
(
わかざり
)
をかくる
状
(
さま
)
など、いたく
神寂
(
かんさ
)
びたり。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
牧之
(
ぼくし
)
老人は
越後
(
ゑちご
)
の
聞人
(
ぶんじん
)
なり。
甞
(
かつて
)
貞介朴実
(
ていかいぼくじつ
)
を
以
(
もつて
)
聞
(
きこ
)
え、
屡
(
しば/\
)
県監
(
けんかん
)
の
褒賞
(
はうしやう
)
を
拝
(
はい
)
して氏の
国称
(
こくしよう
)
を
許
(
ゆるさ
)
る。
生計
(
せいけい
)
の
余暇
(
よか
)
風雅
(
ふうが
)
を以四方に
交
(
まじは
)
る。余が
亡兄
(
ぼうけい
)
醒斎
(
せいさい
)
京伝の別号
翁
(
をう
)
も
鴻書
(
こうしよ
)
の
友
(
とも
)
なりしゆゑ、
余
(
よ
)
も
亦
(
また
)
是
(
これ
)
に
嗣
(
つ
)
ぐ。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
七十一
翁
(
をう
)
、
烏亭焉馬
(
うていえんば
)
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
ロダン
翁
(
をう
)
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
宮
(
みや
)
は、
報徳神社
(
はうとくじんじや
)
といふ、
彼
(
か
)
の
二宮尊徳
(
にのみやそんとく
)
翁
(
をう
)
を
祭
(
まつ
)
れるもの、
石段
(
いしだん
)
の
南北
(
なんぼく
)
に
畏
(
かしこ
)
くも、
宮樣
(
みやさま
)
御手植
(
おんてうゑ
)
の
對
(
つゐ
)
の
榊
(
さかき
)
、
四邊
(
あたり
)
に
塵
(
ちり
)
も
留
(
とゞ
)
めず、
高
(
たか
)
きあたり
靜
(
しづか
)
に
鳥
(
とり
)
の
聲
(
こゑ
)
鳴
(
な
)
きかはす。
此
(
こ
)
の
社
(
やしろ
)
に
詣
(
まう
)
でて
云々
(
しか/″\
)
。
城の石垣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
牧之
(
ぼくし
)
老人は
越後
(
ゑちご
)
の
聞人
(
ぶんじん
)
なり。
甞
(
かつて
)
貞介朴実
(
ていかいぼくじつ
)
を
以
(
もつて
)
聞
(
きこ
)
え、
屡
(
しば/\
)
県監
(
けんかん
)
の
褒賞
(
はうしやう
)
を
拝
(
はい
)
して氏の
国称
(
こくしよう
)
を
許
(
ゆるさ
)
る。
生計
(
せいけい
)
の
余暇
(
よか
)
風雅
(
ふうが
)
を以四方に
交
(
まじは
)
る。余が
亡兄
(
ぼうけい
)
醒斎
(
せいさい
)
(京伝の別号)
翁
(
をう
)
も
鴻書
(
こうしよ
)
の
友
(
とも
)
なりしゆゑ、
余
(
よ
)
も
亦
(
また
)
是
(
これ
)
に
嗣
(
つ
)
ぐ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○ 玉山
翁
(
をう
)
が雪の
図
(
づ
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“翁”の意味
《名詞》
(オウ)男性の老人の漢語的表現。人名の後ろにつけて敬称とすることもある。
(おきな)男性の老人。
(出典:Wiktionary)
“翁”の解説
翁(おきな)は、年取った男、老人を親しみ敬って呼ぶ語。他人を呼ぶ時に使うと敬う意味になり例:「芭蕉翁」、「竹取の翁(竹取物語)」など、自身を呼ぶ時に使うとへりくだる意味になる。
(出典:Wikipedia)
翁
常用漢字
中学
部首:⽻
10画
“翁”を含む語句
沙翁
老翁
主翁
信天翁
芭蕉翁
白頭翁
翁媼
玄翁
父翁
翁様
塞翁
翁草
奈翁
拿翁
大奈翁
篁村翁
乃翁
山東翁
翁島
笠翁
...