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立到
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たちいた
ふりがな文庫
“
立到
(
たちいた
)” の例文
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けると、
多勢
(
おほぜい
)
の
通學生
(
つうがくせい
)
をつかまへて、
山田
(
やまだ
)
が
其
(
その
)
吹聽
(
ふいちやう
)
といつたらない。
鵺
(
ぬえ
)
が
來
(
き
)
て
池
(
いけ
)
で
行水
(
ぎやうずゐ
)
を
使
(
つか
)
つたほどに、
事
(
こと
)
大袈裟
(
おほげさ
)
に
立到
(
たちいた
)
る。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何故
(
なぜ
)
そう
急
(
きふ
)
に
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
したかとの
君
(
きみ
)
の
質問
(
しつもん
)
は
御尤
(
ごもつとも
)
である。
僕
(
ぼく
)
は
不幸
(
ふかう
)
にして
之
(
これ
)
を
君
(
きみ
)
に
白状
(
はくじやう
)
してしまはなければならぬことに
立到
(
たちいた
)
つた。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
こういう場合に
立到
(
たちいた
)
ると、君江はなお更
烈
(
はげ
)
しくいつもの癖が増長して、後になって我ながら浅間しいと
身顫
(
みぶる
)
いする事も幾度だか知れない。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
これまでのいわゆる哲学や宗教や道徳や法律は皆この根本の人間の疾患に
立到
(
たちいた
)
らない空理空文である。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
紀元節
(
きげんせつ
)
の
當日
(
たうじつ
)
の
盛
(
さかん
)
なる
光景
(
くわうけい
)
、つゞいて、
電光艇
(
でんくわうてい
)
試運轉式
(
しうんてんしき
)
の
夜
(
よ
)
の
大異變
(
だいゐへん
)
から、
今回
(
こんくわい
)
の
使命
(
しめい
)
に
立到
(
たちいた
)
つた
迄
(
まで
)
の
奇譚
(
きだん
)
は、
始終
(
しじう
)
彼等
(
かれら
)
をヤンヤと
言
(
い
)
はせて、
吾等
(
われら
)
孤島
(
こたう
)
の
生活中
(
せいくわつちう
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
見たくなかったら! もしイギリスとフランスが今日のゼノアと同じ運命に
立到
(
たちいた
)
りたくなかったら!
汽船が太平洋を横断するまで
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
あのお子が悪者の手にかかってお果てなされなければならない
破目
(
はめ
)
に
立到
(
たちいた
)
ったのを、色々苦心の末に、この山奥にお捨て申して、
律儀
(
りちぎ
)
な百姓の手に御養育いたさせたのだ。
三人の百姓
(新字新仮名)
/
秋田雨雀
(著)
大佐
(
たいさ
)
功
(
こう
)
成
(
な
)
り
將
(
まさ
)
に
朝日島
(
あさひじま
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
せんとする
瞬時
(
わづか
)
前
(
まへ
)
、
震天動地
(
しんてんどうち
)
の
大海嘯
(
おほつなみ
)
の
爲
(
ため
)
に、
秘密造船所
(
ひみつざうせんじよ
)
の
倉庫
(
さうこ
)
碎
(
くだ
)
けて、十二の
樽
(
たる
)
の
流失
(
りうしつ
)
した
事
(
こと
)
から、
遂
(
つひ
)
に
今回
(
こんくわい
)
の
大使命
(
だいしめい
)
に
立到
(
たちいた
)
つた
迄
(
まで
)
の
大略
(
あらまし
)
を
述
(
の
)
べ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
之
(
これ
)
から
數
(
すう
)
ヶ
月
(
げつ
)
の
航海
(
かうかい
)
を
倶
(
とも
)
にするやうな
運命
(
うんめい
)
に
立到
(
たちいた
)
つたのは、
實
(
じつ
)
に
濱島
(
はまじま
)
の
云
(
い
)
ふが
如
(
ごと
)
く、
之
(
これ
)
が
不思議
(
ふしぎ
)
なる
天
(
てん
)
の
紹介
(
ひきあはせ
)
とでもいふものであらう、
斯
(
か
)
う
思
(
おも
)
つて、
暫時
(
しばし
)
或
(
ある
)
想像
(
さうざう
)
に
耽
(
ふけ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
時
(
とき
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
到
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞