トップ
>
澁々
>
しぶ/\
ふりがな文庫
“
澁々
(
しぶ/\
)” の例文
新字:
渋々
暫時
(
しばし
)
と止め
種々
(
さま/″\
)
に
請勸
(
ときすゝ
)
めし
故
(
ゆゑ
)
澁々
(
しぶ/\
)
に
文
(
ふみ
)
取上て
封
(
ふう
)
押切
(
おしきり
)
讀
(
よむ
)
に
隨
(
したが
)
ひ小夜衣は少しも知らぬ
眞心
(
まごころ
)
見
(
み
)
え伯父長庵が惡事を
歎
(
なげ
)
き我身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『
船長閣下
(
せんちやうかくか
)
、
起
(
お
)
き
玉
(
たま
)
へ、
難破船
(
なんぱせん
)
がある!
難破船
(
なんぱせん
)
がある!』と
叫
(
さけ
)
ぶと、
此時
(
このとき
)
船長
(
せんちやう
)
は
既
(
すで
)
に
寢臺
(
ベツド
)
の
上
(
うへ
)
に
横
(
よこたは
)
つて
居
(
を
)
つたが、『
何
(
な
)
んですか。』とばかり
澁々
(
しぶ/\
)
起上
(
おきあが
)
つて
扉
(
ドーア
)
を
開
(
ひら
)
いた。
私
(
わたくし
)
はツト
進
(
すゝ
)
み
入
(
ゐ
)
り
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
何事
(
なにごと
)
に
因
(
よ
)
らず
改革奉行
(
かいかくぶぎやう
)
の
命令
(
めいれい
)
に
背
(
そむ
)
き
候
(
さふらふ
)
まじく、いづれも
杢殿
(
もくどの
)
手足
(
てあし
)
となりて、
相働
(
あひはたら
)
き、
忠勤
(
ちうきん
)
を
勵
(
はげ
)
み
可申候
(
まをすべくさふらふ
)
と、
澁々
(
しぶ/\
)
血判
(
けつぱん
)
して
差上
(
さしあ
)
ぐれば、
御年役
(
おんとしやく
)
一應
(
いちおう
)
御覽
(
ごらん
)
の
上
(
うへ
)
、
幸豐公
(
ゆきとよぎみ
)
に
參
(
まゐ
)
らせ
給
(
たま
)
へば、
讀過
(
どくくわ
)
一番
(
いちばん
)
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(
澁々
(
しぶ/\
)
ながら
首肯
(
うなづ
)
く。)
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
まだそれほど
深
(
ふか
)
くもなしお
迎
(
むか
)
ひも
今
(
いま
)
參
(
まゐ
)
らん
御
(
ご
)
ゆるりなされと
好遇
(
もてな
)
さるゝ
程
(
ほど
)
猶更
(
なほさら
)
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
さ
堪
(
た
)
へ
難
(
がた
)
くなりて
何時
(
いつ
)
まで
待
(
ま
)
ちても
果
(
は
)
て
見
(
み
)
えませねば
憚
(
はゞか
)
りながら
車
(
くるま
)
一
(
ひと
)
つ
願
(
ねが
)
ひたしと
婢女
(
はしため
)
に
周旋
(
しうせん
)
のほど
頼
(
たの
)
み
入
(
い
)
ればそれは
何
(
なん
)
の
造作
(
ざうさ
)
もなきことなれどつひ
行
(
ゆ
)
き
違
(
ちが
)
ひにお
迎
(
むか
)
ひの
參
(
まゐ
)
るまじとも
申
(
まを
)
されず
今少
(
いますこ
)
しお
待
(
まち
)
なされてはと
澁々
(
しぶ/\
)
にいふは
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
風呂敷
(
ふろしき
)
に包んで渡し今日は別段の事なれば金の入事の有るも知れねば用意に持參せよと
澁々
(
しぶ/\
)
金一分を千太郎に渡し參會が
濟
(
すみ
)
次第人には
構
(
かま
)
はず先へ歸つて來れよと
宛然
(
さながら
)
丁稚小僧
(
でつちこぞう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
懸ねば此
腹立
(
はらだち
)
は止難しと云れて宅兵衞は
彌々
(
いよ/\
)
仰天
(
ぎやうてん
)
し
種々
(
さま/″\
)
とお兼を
宥
(
なだ
)
め
賺
(
すか
)
し然らば金五兩
渡
(
わた
)
す間夫にて
身輕
(
みがる
)
になり必ず
沙汰
(
さた
)
なき樣にすべしとて
澁々
(
しぶ/\
)
五兩の金を
遣
(
やり
)
けるこそ
愚
(
おろか
)
なりける事どもなれ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
澁
部首:⽔
15画
々
3画
“澁”で始まる語句
澁
澁茶
澁谷
澁紙
澁太
澁面
澁柿
澁皮
澁團扇
澁色