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てわた
ふりがな文庫
“
手渡
(
てわた
)” の例文
正吉
(
しょうきち
)
の
母
(
はは
)
は
女
(
おんな
)
こじきを
見
(
み
)
て、
子
(
こ
)
もちだと
知
(
し
)
ると、
気
(
き
)
ぜわしい
中
(
なか
)
を、ふところからさいふをだして、
金
(
かね
)
を
手渡
(
てわた
)
してやりました。
空にわく金色の雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
相手方
(
あいてがた
)
より
一足
(
ひとあし
)
でも早く、この
試合場
(
しあいじょう
)
へ持ってきて、それを
検証
(
けんしょう
)
の
床几
(
しょうぎ
)
のおかたに
手渡
(
てわた
)
しすりゃあ勝ちというわけなんでございましょう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ヂュリ おゝ、
速
(
はや
)
う
逢
(
あ
)
うて! そして
此
(
この
)
指輪
(
ゆびわ
)
を
予
(
わし
)
の
勳爵士
(
ナイト
)
どのに
手渡
(
てわた
)
して、
訣別
(
いとまごひ
)
にござるやう
傳
(
つた
)
へてたも。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
魚
(
うを
)
の
顏
(
かほ
)
した
歩兵
(
ほへい
)
は
其腋
(
そのわき
)
の
下
(
した
)
から
殆
(
ほと
)
んど
自分
(
じぶん
)
の
身長
(
せい
)
位
(
ぐらゐ
)
もありさうな
大
(
おほ
)
きな
手紙
(
てがみ
)
を
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
して、
此
(
こ
)
れをモ
一人
(
ひとり
)
の
歩兵
(
ほへい
)
に
手渡
(
てわた
)
しながら
嚴
(
おごそ
)
かな
口調
(
くてう
)
で、
※公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
の
許
(
もと
)
へ
毬投
(
まりな
)
げのお
催
(
もよほ
)
しあるに
就
(
つ
)
き
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
人
(
ひと
)
にも
見
(
み
)
せず
落
(
おと
)
さぬ
樣
(
やう
)
に
御覽
(
ごらん
)
に
入
(
い
)
れろと
吾助
(
ごすけ
)
の
言
(
い
)
ひしは、
畫
(
ゑ
)
よりも
良
(
よ
)
きに
相違
(
さうゐ
)
はなし、
是非
(
ぜひ
)
人形
(
にんぎやう
)
を
賜
(
たま
)
はれとて
手渡
(
てわた
)
しするに、
何心
(
なにごヽろ
)
なく
開
(
ひ
)
らきて
一
(
いち
)
二
(
に
)
行
(
ぎやう
)
よむとせしが、
物言
(
ものい
)
はず
疊
(
たヽ
)
みて
手文庫
(
てぶんこ
)
に
納
(
をさ
)
めれば
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
「
千代紙
(
ちよがみ
)
なら、うちの
子
(
こ
)
はたくさんもっていますよ。そんなものはいりません。」といって
断
(
ことわ
)
りました。けれどおじいさんは、
無理
(
むり
)
に
千代紙
(
ちよがみ
)
をおばあさんに
手渡
(
てわた
)
しました。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
郵便
(
ゆうびん
)
。」といって、
息子
(
むすこ
)
からきた
新聞
(
しんぶん
)
を
手渡
(
てわた
)
すとまた、せっせときた
道
(
みち
)
を
村
(
むら
)
の
方
(
ほう
)
へもどっていくのでした。その
年
(
とし
)
ごろは、ちょうど
良吉
(
りょうきち
)
と
同
(
おな
)
じくらいの
少年
(
しょうねん
)
でありました。
母の心
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なにか、
外国
(
がいこく
)
の
文字
(
もじ
)
が
書
(
か
)
いてありますが……。」といって、おじいさんに
手渡
(
てわた
)
しました。
片田舎にあった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭