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忠義
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ちゅうぎ
ふりがな文庫
“
忠義
(
ちゅうぎ
)” の例文
「それはいかにもつらいことです。なにぶん
忠義
(
ちゅうぎ
)
な
召使
(
めしつかい
)
でしたから。」こう影はいって、ためいきをつくようなふうをしました。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「これがまた、なんの
役
(
やく
)
にたつかわからないのだ。あの男のするとおりにさせておけ。
忠義
(
ちゅうぎ
)
このうえもないヨハネスのことだ。」
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
甲斐源氏
(
かいげんじ
)
の
御曹子
(
おんぞうし
)
、
武田伊那丸
(
たけだいなまる
)
さまへ
忠義
(
ちゅうぎ
)
をつくすため、また、お
師匠
(
ししょう
)
のおいいつけを
守
(
まも
)
らんがためしていることだぞ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いやそうでない。
家来
(
けらい
)
どもが、
毎日
(
まいにち
)
、
俺
(
おれ
)
に
苦痛
(
くつう
)
を
忘
(
わす
)
れてはならないという、
忠義
(
ちゅうぎ
)
の
心
(
こころ
)
から
熱
(
あつ
)
さを
耐
(
こら
)
えさせるのであろう。」と
思
(
おも
)
われたこともあります
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
弁慶
(
べんけい
)
は
義経
(
よしつね
)
といっしょに
度々
(
たびたび
)
戦
(
いくさ
)
に出て
手柄
(
てがら
)
をあらわしました。
後
(
のち
)
に
義経
(
よしつね
)
が
頼朝
(
よりとも
)
と
仲
(
なか
)
が
悪
(
わる
)
くなって、
奥州
(
おうしゅう
)
へ
下
(
くだ
)
った
時
(
とき
)
も、しじゅう
義経
(
よしつね
)
のお
供
(
とも
)
をして
忠義
(
ちゅうぎ
)
をつくしました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
兎
(
と
)
にも
角
(
かく
)
にも、
落城後
(
らくじょうご
)
の
私
(
わたくし
)
は
女
(
おんな
)
ながらも
再挙
(
さいきょ
)
を
図
(
はか
)
るつもりで、
僅
(
わずか
)
ばかりの
忠義
(
ちゅうぎ
)
な
従者
(
じゅしゃ
)
に
護
(
まも
)
られて、あちこちに
身
(
み
)
を
潜
(
ひそ
)
めて
居
(
お
)
りました。
領地内
(
りょうちない
)
の
人民
(
じんみん
)
も
大
(
たい
)
へん
私
(
わたくし
)
に
対
(
たい
)
して
親切
(
しんせつ
)
にかばってくれました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
忠義
(
ちゅうぎ
)
のための
嘘
(
うそ
)
と
真
(
まこと
)
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「だまって、あの男のやるとおりにさせておけ。
忠義
(
ちゅうぎ
)
このうえもないヨハネスのことだ。それに、これがまた、なんの
役
(
やく
)
にたつかもしれぬ。」
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
忠義
(
ちゅうぎ
)
な
犬
(
いぬ
)
のお
墓
(
はか
)
だといって、みんながおまいりをして、
花
(
はな
)
やお
線香
(
せんこう
)
を
上
(
あ
)
げました。
忠義な犬
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
天子
(
てんし
)
さまは、
日
(
ひ
)
ごろから
忠義
(
ちゅうぎ
)
の
家来
(
けらい
)
でありましたから、そんなら
汝
(
なんじ
)
にその
不死
(
ふし
)
の
薬
(
くすり
)
を
取
(
と
)
りにゆくことを
命
(
めい
)
ずるから、
汝
(
なんじ
)
は
東
(
ひがし
)
の
方
(
ほう
)
の
海
(
うみ
)
を
渡
(
わた
)
って、
絶海
(
ぜっかい
)
の
孤島
(
ことう
)
にゆき、その
国
(
くに
)
の
北方
(
ほっぽう
)
にある
金峰仙
(
きんぷせん
)
に
登
(
のぼ
)
って
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
むかし、あるところに、ひとりの
王子
(
おうじ
)
がおりました。王子は
世
(
よ
)
のなかを歩きまわってみたくなりましたので、
忠義
(
ちゅうぎ
)
な
家来
(
けらい
)
をひとりだけつれてでかけました。
なぞ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
王さまは、たったひとりのために、
忠義
(
ちゅうぎ
)
な
家来
(
けらい
)
をのこらずうしなってしまうのをかなしく思いました。そして
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「お約束は、かならずおまもりいたします。そして、お
父上
(
ちちうえ
)
さまにたいするのとおなじように、あなたさまにも、
命
(
いのち
)
をなげだして、
忠義
(
ちゅうぎ
)
をはげみたいとぞんじます。」
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
わかい王さまと
忠義
(
ちゅうぎ
)
な
家来
(
けらい
)
は、ふたりで、夜を日についで、力のかぎりこぎました。ですから、小舟はとぶように走って、ほかのものよりもさきに、年とった王さまのもとへつきました。
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
忠
常用漢字
小6
部首:⼼
8画
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
“忠義”で始まる語句
忠義者
忠義立
忠義顔
忠義一図
忠義双全
忠義水滸伝