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席上
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せきじやう
ふりがな文庫
“
席上
(
せきじやう
)” の例文
成程
(
なるほど
)
斯
(
か
)
う
聽
(
き
)
いて
見
(
み
)
れば、
私
(
わたくし
)
も
思
(
おも
)
ひ
當
(
あた
)
る
節
(
ふし
)
の
無
(
な
)
いでもない。また、
海賊船
(
かいぞくせん
)
海蛇丸
(
かいだまる
)
の
一條
(
いちじやう
)
については、
席上
(
せきじやう
)
いろ/\な
話
(
はなし
)
があつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此
(
こ
)
の
頃
(
ごろ
)
では
不廉
(
ふれん
)
な
酒
(
さけ
)
は
容易
(
ようい
)
に
席上
(
せきじやう
)
へは
運
(
はこ
)
ばれなく
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
たので
隨
(
したが
)
つて
他人
(
たにん
)
の
買
(
か
)
つたのでも
皆
(
みな
)
控
(
ひか
)
へ
目
(
め
)
にする
樣
(
やう
)
に
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
広津
(
ひろつ
)
と知つたのは、
廿
(
にぢう
)
一年の春であつたか、
少年園
(
せうねんゑん
)
の
宴会
(
ゑんくわい
)
が
不忍池
(
しのばず
)
の
長酡亭
(
ちやうだてい
)
に
在
(
あ
)
つて、
其
(
そ
)
の
席上
(
せきじやう
)
で
相識
(
ちかづき
)
に
成
(
な
)
つたのでした、
其頃
(
そのころ
)
博文館
(
はくぶんくわん
)
が
大和錦
(
やまとにしき
)
と
云
(
い
)
ふ小説雑誌を出して
居
(
ゐ
)
て
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
車
(
くるま
)
の
中
(
なか
)
で
其
(
その
)
人
(
ひと
)
の
名前
(
なまへ
)
と
番地
(
ばんち
)
を
手帳
(
てちやう
)
に
書
(
か
)
き
留
(
と
)
めた。さうして
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
同僚
(
どうれう
)
の
手紙
(
てがみ
)
を
持
(
も
)
つてわざ/\
回
(
まは
)
り
道
(
みち
)
をして
訪問
(
はうもん
)
に
出掛
(
でか
)
けた。
宗助
(
そうすけ
)
の
懷
(
ふところ
)
にした
書状
(
しよじやう
)
は
其
(
その
)
折
(
をり
)
席上
(
せきじやう
)
で
認
(
したゝ
)
めて
貰
(
もら
)
つたものであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
先日
(
こなひだ
)
横山大観氏が
席上
(
せきじやう
)
揮毫
(
きがう
)
で、
画絹
(
ゑきぬ
)
の
書損
(
かきそこな
)
ひをどつさり
拵
(
こしら
)
へて、神戸の
富豪
(
ものもち
)
の胆を潰させた事を書いたが、人間の胆といふものは、
大地震
(
おほぢしん
)
や
大海嘯
(
おほつなみ
)
の前には平気でゐて、
却
(
かへ
)
つて女の一寸した
嚏
(
くさみ
)
や
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
婚姻
(
こんいん
)
の
席上
(
せきじやう
)
では
酒
(
さけ
)
の
後
(
あと
)
には
長
(
なが
)
く
繼
(
つな
)
がる
樣
(
やう
)
といふ
縁起
(
えんぎ
)
を
祝
(
いは
)
うて、
一
(
ひと
)
つには
膳部
(
ぜんぶ
)
の
簡單
(
かんたん
)
なのとで
饂飩
(
うどん
)
を
饗
(
もてな
)
すのである。
蕎麥
(
そば
)
は
短
(
みじか
)
く
切
(
き
)
れるとて
何處
(
どこ
)
でも
厭
(
いと
)
うた。どんな
婚姻
(
こんいん
)
でもそれを
若
(
わか
)
い
衆
(
しゆ
)
が
貰
(
もら
)
ひに
行
(
ゆ
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“席上”の意味
《名詞・形容動詞》
座席や敷物の上。
会合や会議の場。
(出典:Wiktionary)
席
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“席”で始まる語句
席
席捲
席巻
席亭
席書
席貸
席中
席割
席客
席頭