“せきじやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
席上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけくるまなかそのひと名前なまへ番地ばんち手帳てちやうめた。さうしてつぎ同僚どうれう手紙てがみつてわざ/\まはみちをして訪問はうもん出掛でかけた。宗助そうすけふところにした書状しよじやうそのをり席上せきじやうしたゝめてもらつたものであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
先日こなひだ横山大観氏が席上せきじやう揮毫きがうで、画絹ゑきぬ書損かきそこなひをどつさりこしらへて、神戸の富豪ものもちの胆を潰させた事を書いたが、人間の胆といふものは、大地震おほぢしん大海嘯おほつなみの前には平気でゐて、かへつて女の一寸したくさみ
婚姻こんいん席上せきじやうではさけあとにはながつながるやうといふ縁起えんぎいはうて、ひとつには膳部ぜんぶ簡單かんたんなのとで饂飩うどんもてなすのである。蕎麥そばみじかれるとて何處どこでもいとうた。どんな婚姻こんいんでもそれをわかしゆもらひにく。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)