“席亭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきてい60.0%
よせ20.0%
せき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
席亭せきていに出ても鉢巻のようなものをして自慢の髪を——ある折はばらりと肩ぐらいで切っている事もあった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
全くその頃は綾之助が出ると、投げ下足げそくというほど、席亭よせの手が廻りかねる大入繁昌はんじょうだった。
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
桜の花と呼ばれた娘義太夫の竹本綾之助たけもとあやのすけや、藤の花の越子こしこや、桃の花の小土佐こどさが乗っている人力車の、車輪や泥除どろよけに取りついたり、後押あとおしをしたりして、懸持かけもちの席亭せきから席亭へと、御神輿おみこしのように
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)