“竹本綾之助”の読み方と例文
読み方割合
たけもとあやのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが竹本綾之助たけもとあやのすけ、そのひともその約束をもって、しかも天才麒麟児きりんじとして、その上に美貌びぼうをもって生れた。私は綾之助を幸福者だと思う。
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
豊竹呂昇とよたけろしょう竹本綾之助たけもとあやのすけの二人は、呂昇の全盛はあとで、綾之助は早かった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
桜の花と呼ばれた娘義太夫の竹本綾之助たけもとあやのすけや、藤の花の越子こしこや、桃の花の小土佐こどさが乗っている人力車の、車輪や泥除どろよけに取りついたり、後押あとおしをしたりして、懸持かけもちの席亭せきから席亭へと、御神輿おみこしのように
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)