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ねどころ
ふりがな文庫
“
寢所
(
ねどころ
)” の例文
新字:
寝所
第十
常居
(
ゐま
)
は
濕氣
(
しめりけ
)
少
(
すくな
)
く
日當
(
ひあた
)
りよくして
風
(
かぜ
)
の
透
(
とほ
)
る
樣
(
やう
)
に
心
(
こゝろ
)
を
用
(
もち
)
ふ
可
(
べ
)
し。一ヶ
年
(
ねん
)
一兩度
(
いちりやうど
)
は
必
(
かなら
)
ず
天井
(
てんじやう
)
また
椽
(
えん
)
の
下
(
した
)
の
塵
(
ちり
)
を
拂
(
はら
)
ひ、
寢所
(
ねどころ
)
は
高
(
たか
)
く
燥
(
かわ
)
きたる
方
(
はう
)
を
擇
(
えら
)
ぶべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
持て我が
寢所
(
ねどころ
)
へ來りし故
怪敷
(
あやしく
)
思
(
おも
)
ひ
片蔭
(
かたかげ
)
に
隱
(
かく
)
れて
窺
(
うかゝ
)
ひしに
夜着
(
よぎ
)
の上より我を
刺
(
さし
)
候樣子に付き
取押
(
とりおさ
)
へて繩を
掛
(
かけ
)
しなり
此儀
(
このぎ
)
公邊
(
おかみ
)
へ
訴
(
うつた
)
へ此者を
吟味
(
ぎんみ
)
致さんと云ひけるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
されども
遠
(
とほ
)
い
東方
(
ひんがし
)
の、
曙姫
(
あけぼのひめ
)
の
寢所
(
ねどころ
)
から、あの
活々
(
いき/\
)
した
太陽
(
たいやう
)
が
小昏
(
をぐら
)
い
帳
(
とばり
)
を
開
(
あ
)
けかくれば、
重
(
おも
)
い
心
(
こゝろ
)
の
倅
(
せがれ
)
めは
其
(
その
)
明
(
あか
)
るさから
迯戻
(
にげもど
)
り、
窓
(
まど
)
を
閉
(
と
)
ぢ、
日
(
ひ
)
を
嫌
(
きら
)
うて、
我
(
わ
)
れから
夜
(
よる
)
をば
製
(
つく
)
りをる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
梅田の驛前の旅人宿に一時の
寢所
(
ねどころ
)
を定めたが、宿の内部の騷々しさに加へて、往來を通る電車のきしり、汽車の發着毎にけたゝましく響きわたる笛の
音
(
ね
)
、人聲と
穿物
(
はきもの
)
の
三和土
(
たゝき
)
にこすれる雜音などが
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
するゆゑ宵には
少
(
すこ
)
しも
眠
(
ねふ
)
られず又夜中にも此騷ぎヤレ/\
飛
(
とん
)
だ目に
逢
(
あひ
)
しと云ながら皆々客人は我が
寢所
(
ねどころ
)
へぞ入にける因て家内の者は
大勢
(
おほぜい
)
にて盜人を庭へ引出し
嬲
(
なぶ
)
りものにして
遣
(
やら
)
んと騷ぎ立を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
百兩の持參金にて
支度
(
したく
)
も
夫
(
それ
)
相應
(
さうおう
)
にして
嫁
(
よめ
)
に
遣
(
やつ
)
た所が
其聟殿
(
そのむこどの
)
が
餘程
(
よほど
)
拔作
(
ぬけさく
)
にて仕方なしと雖ども折角
縁
(
えん
)
有
(
あつ
)
て行たる者なれば
先々
(
まづ/\
)
今
(
いま
)
少
(
すこ
)
し
辛抱
(
しんばう
)
せよと
云聞
(
いひきけ
)
居
(
ゐ
)
たる處其舅と云者は大の
女好
(
をんなずき
)
にて
嫁
(
よめ
)
の
寢所
(
ねどころ
)
へ來ては
口説
(
くどき
)
たてる
由
(
よし
)
誠
(
まこと
)
に
惘
(
あき
)
れ
果
(
はて
)
たる事なり夫にまだ大變なる事あり其店の番頭久兵衞と云者は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
寢
部首:⼧
14画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“寢”で始まる語句
寢
寢床
寢臺
寢衣
寢覺
寢室
寢顏
寢言
寢込
寢息