“女好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をんなずき40.0%
をなごず20.0%
ものごの20.0%
をんなず20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生來の女好をんなずきで、患者に對してしからない振舞があつたとか、看護婦にも手を出したとか、面白くない噂があつて、年中風波の絶間が無かつたが、最近に及んで又々一人の看護婦とくつつき
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「野呂さんも女好をなごずきですからなあ、しつかりせんとおみつつあんとられてしまひまつせ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
かこ女好ものごのみに、阿波で啓之助がこしらえてくれた衣類をスッカリ派手なものに着かえ、髪も娘らしい形に、自分で結びなおしてしまった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この多襄丸たじやうまるふやつは、洛中らくちう徘徊はいくわいする盜人ぬすびとなかでも、女好をんなずきのやつでございます。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)