“云聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いひきか50.0%
いひきけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕出たり光陰くわういんの如く享保きやうほも七年とは成ぬ吉之助も當年たうねんは十八歳と成けり夫婦相談さうだんして當年の内には吉之助へも云聞いひきか良辰りやうしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
云聞いひきかせければ十兵衞は又間違まちがひの品が出たかとて家主同道にて下谷の自身番へ來りしかば早速呼出よびいだし原田は十兵衞に向ひ去月中きよげつぢうなんぢが宿にて此治助が脇差を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申候是全く不正の金子ゆゑ出所でどころさだかに云聞いひきけざる事にて手證てしようは見屆ず候へ共是等の儀共思ひあはすれば全く文右衞門百兩の盜賊に相違なしと存じ奉つり候依て右十三兩餘質物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相手に御願ひ申さぬ時はあつらぬしへ相濟ずこゝを能々勘辨かんべんし給へと段々事をわけ云聞いひきけけれども勘兵衞は承知せず三十兩といふかねはとても出來でき難きゆゑ縱令たとへ公邊沙汰こうへんざたに成さるゝ共御日延おひのべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)