“いひきけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
云聞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申候是全く不正の金子ゆゑ出所でどころさだかに云聞いひきけざる事にて手證てしようは見屆ず候へ共是等の儀共思ひあはすれば全く文右衞門百兩の盜賊に相違なしと存じ奉つり候依て右十三兩餘質物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相手に御願ひ申さぬ時はあつらぬしへ相濟ずこゝを能々勘辨かんべんし給へと段々事をわけ云聞いひきけけれども勘兵衞は承知せず三十兩といふかねはとても出來でき難きゆゑ縱令たとへ公邊沙汰こうへんざたに成さるゝ共御日延おひのべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
百兩の持參金にて支度したくそれ相應さうおうにしてよめやつた所が其聟殿そのむこどの餘程よほど拔作ぬけさくにて仕方なしと雖ども折角えんあつて行たる者なれば先々まづ/\いますこ辛抱しんばうせよと云聞いひきけたる處其舅と云者は大の女好をんなずきにてよめ寢所ねどころへ來ては口説くどきたてるよしまことあきはてたる事なり夫にまだ大變なる事あり其店の番頭久兵衞と云者は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)