“公邊沙汰”の読み方と例文
読み方割合
こうへんざた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手に御願ひ申さぬ時はあつらぬしへ相濟ずこゝを能々勘辨かんべんし給へと段々事をわけ云聞いひきけけれども勘兵衞は承知せず三十兩といふかねはとても出來でき難きゆゑ縱令たとへ公邊沙汰こうへんざたに成さるゝ共御日延おひのべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
願ふより外に分別ふんべつなしあつらぬしへの云譯いひわけ公邊沙汰こうへんざたになさるべし如何にもうけ申さんとの挨拶なれば是非ぜひなく勘兵衞を家主へあづあつらぬしの方へも此段を申して日をのばすぐに西の御番所稻葉淡路守殿へ願書ねがひしよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)