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失
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うし
ふりがな文庫
“
失
(
うし
)” の例文
蒼白
(
あをじろ
)
う、
灰
(
はひ
)
のやうに
蒼白
(
あをじろ
)
うなって、
血
(
ち
)
みどろになって、どこもどこも
血
(
ち
)
が
凝
(
こご
)
りついて。
見
(
み
)
ると
其儘
(
そのまゝ
)
、わしゃ
氣
(
き
)
を
失
(
うし
)
なうてしまひましたわいの。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
梅
(
うめ
)
がちらほらと
眼
(
め
)
に
入
(
い
)
る
樣
(
やう
)
になつた。
早
(
はや
)
いのは
既
(
すで
)
に
色
(
いろ
)
を
失
(
うし
)
なつて
散
(
ち
)
りかけた。
雨
(
あめ
)
は
烟
(
けむ
)
る
樣
(
やう
)
に
降
(
ふ
)
り
始
(
はじ
)
めた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
もとは
檀家
(
だんか
)
の一
人
(
にん
)
成
(
なり
)
しが
早
(
はや
)
くに
良人
(
おつと
)
を
失
(
うし
)
なひて
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
なき
身
(
み
)
の
暫時
(
しばらく
)
こゝにお
針
(
はり
)
やとひ
同樣
(
どうやう
)
、
口
(
くち
)
さへ
濡
(
ぬ
)
らさせて
下
(
くだ
)
さらばとて
洗
(
あら
)
ひ
濯
(
そゝ
)
ぎよりはじめてお
菜
(
さい
)
ごしらへは
素
(
もと
)
よりの
事
(
こと
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
横着
(
おうちゃく
)
なやつめ。
小幡民部
(
こばたみんぶ
)
どのからの大切なご書面、もし
失
(
うし
)
のうたらどうするつもりじゃ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
帆
(
ほ
)
を
失
(
うし
)
なひぬ、
砂
(
すな
)
の
上
(
へ
)
に
友に
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
▼ もっと見る
取出して
日外
(
いつぞや
)
失
(
うし
)
なひ給ひしと有りし印籠は是にては候はずやと言ば二人は大いに
驚
(
おどろ
)
き如何にして此品の其方の手に入しやと言に忠八は是には
長
(
なが
)
き御
物語
(
ものがた
)
りあり一通り御聞下さるべしとて岡山の城下外れにて佐太夫に別れしより吉備津の
便船
(
びんせん
)
に乘り大坂へ
着
(
つき
)
同所に半年餘も
逗留
(
とうりう
)
し夫より京都に到り三條通りなる龜屋と言るに宿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼等
(
かれら
)
の
生活
(
せいくわつ
)
は
廣
(
ひろ
)
さを
失
(
うし
)
なふと
同時
(
どうじ
)
に、
深
(
ふか
)
さを
増
(
ま
)
して
來
(
き
)
た。
彼等
(
かれら
)
は六
年
(
ねん
)
の
間
(
あひだ
)
世間
(
せけん
)
に
散漫
(
さんまん
)
な
交渉
(
かうせふ
)
を
求
(
もと
)
めなかつた
代
(
かは
)
りに、
同
(
おな
)
じ六
年
(
ねん
)
の
歳月
(
さいげつ
)
を
擧
(
あ
)
げて、
互
(
たがひ
)
の
胸
(
むね
)
を堀ほ》り
出
(
だ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
帆
(
ほ
)
を
失
(
うし
)
なひし
貝
(
かい
)
ならば
友に
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
“失”を含む語句
失敗
失策
過失
紛失
失錯
失望
大失策
失笑
失礼
失敬
消失
紛失物
失踪
失禮
喪失
見失
遺失
茫然自失
大失敗
失念
...