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召上
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めしあが
ふりがな文庫
“
召上
(
めしあが
)” の例文
「
太夫
(
たゆう
)
、お
待遠
(
まちどお
)
さまでござんしょうが、どうかこちらへおいでなすって、お
茶
(
ちゃ
)
でも
召上
(
めしあが
)
って、お
待
(
ま
)
ちなすっておくんなまし」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
『
召上
(
めしあが
)
れ』と
云
(
い
)
ふのだから
此程
(
これほど
)
結構
(
けつこう
)
なことはないが、
悧巧
(
りこう
)
な
小
(
ちひ
)
さな
愛
(
あい
)
ちやんは
大急
(
おほいそ
)
ぎで
其
(
そ
)
れを
飮
(
の
)
まうとはしませんでした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
御安心下さい、皆さんは変な顔をしておいでですが、今晩
召上
(
めしあが
)
った料理は、極めて正統派的なもので、決してそんな悪食趣味のものではありません
奇談クラブ〔戦後版〕:13 食魔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹で死体を
扱
(
こ
)
いたら、ペロリと血だらけの模型卵を
吐
(
は
)
いた。此頃一向卵が出来ぬと思ったら、此先生が毎日
召上
(
めしあが
)
ってお出でたのだ。青大将の
死骸
(
しがい
)
は
芥溜
(
ごみため
)
に捨てた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
ややもすると合戦でも起しかねまじき語気を
見
(
しめ
)
すと、法王は大いに恐れて小心
翼々
(
よくよく
)
として心配をせられ、
御膳
(
ごぜん
)
さえろくに
召上
(
めしあが
)
らず日夜心を悩まされたそうですが
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
尤
(
もつと
)
も外へ出ますと
夜鷹蕎麦
(
よたかそば
)
でも
何
(
なん
)
でもありますから
貴所方
(
あなたがた
)
のお
銭
(
あし
)
で
御勝手
(
ごかつて
)
に
召上
(
めしあが
)
りまして。
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
さあ、
口塞
(
くちふさ
)
げに、白いおじさんにももう一杯……。(重兵衛に酌をする。)あたし達ばかり勝手なことを云って飲んでいちゃあ、それこそ失礼だわ。(旅人に。)さあ、あんたも
召上
(
めしあが
)
れ。
影:(一幕)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
『お
衣服
(
めし
)
をお
着更
(
きかへ
)
になつてから
召上
(
めしあが
)
つたら
如何
(
いかゞ
)
で
御座
(
ござ
)
います。』と
房
(
ふさ
)
は主人の窮屈さうな様子を見て、恐る/\言つた。
御気慊
(
ごきげん
)
を取る
積
(
つもり
)
でもあつた。
何故
(
なぜ
)
主人が
不気慊
(
ふきげん
)
であるかも
略
(
ほゞ
)
知つて居るので。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
附
(
つき
)
そひの
女
(
をんな
)
が
粥
(
かゆ
)
の
膳
(
ぜん
)
を
持來
(
もちきた
)
りて
召上
(
めしあが
)
りますかと
問
(
と
)
へば、いや/\と
頭
(
かぶり
)
をふりて
意氣地
(
いくぢ
)
もなく
母
(
はゝ
)
の
膝
(
ひざ
)
へ
寄
(
より
)
そひしが、
今日
(
けふ
)
は
私
(
わたし
)
の
年季
(
ねん
)
が
明
(
あき
)
まするか、
歸
(
かへ
)
る
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るで
御座
(
ござ
)
んしやうかとて
問
(
と
)
ひかけるに
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『
旦那樣
(
だんなさま
)
、もうビールを
召上
(
めしあが
)
ります
時分
(
じぶん
)
では
御座
(
ござ
)
りませんか。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「何もありませんが、どぞ
召上
(
めしあが
)
って下さい」
骸骨島の大冒険
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「そんなに
召上
(
めしあが
)
って——」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
今度
(
こんど
)
は『
召上
(
めしあが
)
れ』と
書
(
か
)
いた
貼紙
(
はりがみ
)
がありませんでしたが、それにも
拘
(
かゝは
)
らず
愛
(
あい
)
ちやんは
栓
(
せん
)
を
拔
(
ぬ
)
いて
直
(
たゞ
)
ちに
唇
(
くちびる
)
に
宛
(
あ
)
てがひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『
旦那様
(
だんなさま
)
、もうビールを
召上
(
めしあが
)
ります
時分
(
じぶん
)
では
御座
(
ござ
)
りませんか。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
今度
(
こんど
)
は
其上
(
そのうへ
)
に
小
(
ちひ
)
さな
瓶
(
びん
)
が一
本
(
ぽん
)
ありました、(『
確
(
たし
)
かに
前
(
まへ
)
には
此處
(
こゝ
)
に
無
(
な
)
かつた』と
愛
(
あい
)
ちやんが
云
(
い
)
ひました)
瓶
(
びん
)
の
頸
(
くび
)
には、『
召上
(
めしあが
)
れ』と
美事
(
みごと
)
に
大
(
だい
)
字で
刷
(
す
)
つた
貼紙
(
はりがみ
)
が
結
(
むす
)
びつけてありました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
召
常用漢字
中学
部首:⼝
5画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“召上”で始まる語句
召上物