播州平野ばんしゅうへいや
一九四五年八月十五日の日暮れ、妻の小枝が、古びた柱時計の懸っている茶の間の台の上に、大家内の夕飯の皿をならべながら、 「父さん、どうしましょう」 ときいた。 「電気、今夜はもういいんじゃないかしら、明るくしても——」 茶の間のその縁側からは …
作品に特徴的な語句
しも 庇合ひあ はな づき かがや あが あわただ かみ とも 四周まわり せき きれ 干潟ひかた ねじ がまち いき ほう まばた 穢辱わいじょく すすき なり 三朝みささ 三次みよし 亢奮こうふん 健気けなげ 割烹かっぽう 南瓜かぼちゃ 単衣ひとえ かわや すす うしな 嗚咽おえつ 団扇うちわ 困憊こんぱい 土堤どて せき 大笊おおざる しゅうとめ 寂寞せきばく ひら 彎曲わんきょく 微塵みじん 怪訝けげん 恭々うやうや 愈々いよいよ 憔悴しょうすい 所謂いわゆる 披瀝ひれき 朦朧もうろう あんず くい 杜撰ずさん 棲居すまい ほばしら 櫛比しっぴ 殷賑いんしん 沛然はいぜん 泥濘ぬかるみ 滔々とうとう ほり 瀟洒しょうしゃ 無慚むざん 煌々こうこう ただ 牡蠣かき 犇々ひしひし 猥褻わいせつ 瑞々みずみず 田圃たんぼ たらい 睫毛まつげ 石榴ざくろ 硯屏けんびょう あお かまど 粗忽そこつ 紅絹もみ 縮緬ちりめん 美味うま 背負しょ 胡瓜きゅうり 臙脂えんじ 藷畑いもばた 蝋燭ろうそく 蝶番ちょうつがい 裂地きれじ 裸足はだし あか 赭土あかつち 跫音あしおと かが わだち 重石おもし 長押なげし 陰翳いんえい