かう)” の例文
〔譯〕論語ろんごかうず、是れ慈父じふの子を教ふる意思いし孟子まうしを講ず、是れ伯兄のをしふる意思いし大學だいがくを講ず、あみかうに在る如し。中庸ちゆうようを講ず、くもしうを出づる如し。
ひる終日ひねもす兵術へいじゆつしうし、よる燈下とうか先哲せんてつとして、治亂ちらん興廢こうはいかうずるなど、すこぶいにしへ賢主けんしゆふうあり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
資金しきん相當さうたうたかのぼるときには、適當てきたう方法ほうはふかうじて其資金そのしきん手許てもとにぎるよりほかない。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
申せしに隱居は暫時しばらくかんがへ正直なる彦兵衞なれば用立度は思へどもかねて心願にて御門跡樣ごもんぜきさまへ百兩上度あげたく漸々やう/\調とゝのへ此おかうの中に指上るに付今は出來難き由をことわ箪笥たんす抽斗ひきだしより右の百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つて賛成さんせい主從しゆじゆう日夜にちやひたひをあつめて其方法そのはうはふかうたりき
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
るがまゝにしてくよりほかに、手段しゆだんかうじやうもなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かうずべく
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
其奴そいつ引捕ひつとらへてれようと、海陸軍かいりくぐん志願しぐわんで、クライブでん三角術さんかくじゆつなどをかうじて連中れんぢうが、鐵骨てつこつあふぎ短刀たんたうなどを持參ぢさん夜更よふけまで詰懸つめかける、近所きんじよ仕出屋しだしやから自辨じべん兵糧ひやうらう取寄とりよせる
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)