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番地
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ばんち
ふりがな文庫
“
番地
(
ばんち
)” の例文
所在
(
しよざい
)
を
記
(
しる
)
すのに、
日本
(
にほん
)
では、
國
(
くに
)
、
府縣
(
ふけん
)
、
市
(
し
)
、
町
(
ちやう
)
、
番地
(
ばんち
)
と
大
(
だい
)
より
小
(
せう
)
に
入
(
い
)
るに、
歐米
(
おうべい
)
では、
番地
(
ばんち
)
、
町
(
ちやう
)
、
市
(
し
)
、
府縣
(
ふけん
)
、
國
(
くに
)
と、
逆
(
ぎやく
)
に
小
(
せう
)
より
大
(
だい
)
に
入
(
い
)
る。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
横濱
(
よこはま
)
の
方
(
はう
)
へ
問
(
と
)
ひ
合
(
あ
)
はせて
見
(
み
)
やうと
思
(
おも
)
つたが、つい
番地
(
ばんち
)
も
町名
(
ちやうめい
)
も
聞
(
き
)
いて
置
(
お
)
かなかつたので、
何
(
ど
)
うする
事
(
こと
)
も
出來
(
でき
)
なかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
銃後
(
じゅうご
)
をまもるために、
菓子屋
(
かしや
)
を
開
(
ひら
)
きました。みなさん、ごひいきにしてください。」と、
書
(
か
)
かれ、その
下
(
した
)
に
番地
(
ばんち
)
と
店
(
みせ
)
の
名
(
な
)
がしるしてありました。
クラリネットを吹く男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
裏猿楽町
(
うらさるがくちやう
)
二
番地
(
ばんち
)
へ
御転住
(
ごてんぢう
)
になつたといふ事でございますから、
一寸
(
ちよつと
)
お
家
(
いへ
)
見舞
(
みまひ
)
にあがるんですが、どうも
何
(
なに
)
も
貴方
(
あなた
)
のお
座敷
(
ざしき
)
へ出すやうな話がないので、つい
御無沙汰
(
ごぶさた
)
致
(
いた
)
しました。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
屋敷
(
やしき
)
が
兩方
(
りやうはう
)
に
跨
(
また
)
がつて
居
(
ゐ
)
るといふ
柄
(
がら
)
ではない。
汗
(
あせ
)
だらけの
浴衣掛
(
ゆかたが
)
けである。が、
實際
(
じつさい
)
余
(
よ
)
は
此時
(
このとき
)
、四十一
番地
(
ばんち
)
に
住
(
じう
)
し、
角力
(
すまふ
)
の
土俵
(
どへう
)
を
築
(
きづ
)
いたので、四十
番地
(
ばんち
)
をも
借
(
か
)
りて
居
(
ゐ
)
たのだ。
大分
(
だいぶ
)
茶番氣
(
ちやばんげ
)
がさして
來
(
き
)
た。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
火事
(
くわじ
)
見舞
(
みまひ
)
に
行
(
ゆ
)
く
間際
(
まぎは
)
に、
細
(
こま
)
かい
地圖
(
ちづ
)
を
出
(
だ
)
して、
仔細
(
しさい
)
に
町名
(
ちやうめい
)
や
番地
(
ばんち
)
を
調
(
しら
)
べてゐるよりも、ずつと
飛
(
と
)
び
離
(
はな
)
れた
見當違
(
けんたうちがひ
)
の
所作
(
しよさ
)
を
演
(
えん
)
じてゐる
如
(
ごと
)
く
感
(
かん
)
じた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ふだに
番地
(
ばんち
)
が
書
(
か
)
いてあるから、これからつれていってやろう。」と、
信
(
しん
)
一は、ジョンの
頭
(
あたま
)
をなでました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『四十
番地
(
ばんち
)
かい、四十一
番地
(
ばんち
)
かい』
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「じゃ、
同
(
おな
)
じ
番地
(
ばんち
)
に、こういうおじいさんは
住
(
す
)
んでいませんか。」と、
正雄
(
まさお
)
は
聞
(
き
)
きますと
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「二十五
番地
(
ばんち
)
ぢやなくつて」と
細君
(
さいくん
)
は
答
(
こた
)
へたが、
宗助
(
そうすけ
)
が
名宛
(
なあて
)
を
書
(
か
)
き
終
(
をは
)
る
頃
(
ころ
)
になつて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
陣屋横町
(
ぢんやよこちやう
)
四十
番地
(
ばんち
)
四十一
番地
(
ばんち
)
』
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
おじいさんの
家
(
うち
)
はちょっとわかりにくうございました。
二人
(
ふたり
)
は
番地
(
ばんち
)
を
探
(
さが
)
して、あちらで
聞
(
き
)
き、こちらで
聞
(
き
)
きいたしました。そうして、やっとその
家
(
うち
)
を
探
(
さが
)
しあてることができたのです。
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
番地
(
ばんち
)
を
書
(
か
)
いてもらってきたのですけれど、この
番地
(
ばんち
)
が
見
(
み
)
つからないのですよ。」
鳥鳴く朝のちい子ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“番地”の意味
《名詞》
市区町村を区分した区域や大字などの区域内をさらに区分してつけた番号。
(出典:Wiktionary)
“番地(地番)”の解説
地番(ちばん)とは、日本で、一筆の土地ごとに登記所が付する番号をいう。主に不動産登記で使用される。
ただし、住居表示が実施されていない地域では住所を表すためにも使われる。
住居表示に関する法律に基づいて市町村が付する住居番号とは異なるが、番地(ばんち)という言葉はどちらも指すことがある。
(出典:Wikipedia)
番
常用漢字
小2
部首:⽥
12画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“番”で始まる語句
番
番頭
番町
番人
番傘
番兵
番目
番附
番太
番茶