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本来
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ほんらい
ふりがな文庫
“
本来
(
ほんらい
)” の例文
旧字:
本來
更
(
さ
)
らに
奇怪
(
きかい
)
なりしは仏国公使の
挙動
(
きょどう
)
にして
本来
(
ほんらい
)
その事件には全く
関係
(
かんけい
)
なきにかかわらず、公然書面を政府に
差出
(
さしいだ
)
し
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
その
本来
(
ほんらい
)
のお
姿
(
すがた
)
は
白
(
しろ
)
く
光
(
ひか
)
った
球
(
たま
)
の
形
(
かたち
)
でございますが、
余
(
よ
)
ほど
真剣
(
しんけん
)
な
気持
(
きもち
)
で
深
(
ふか
)
い
統一状態
(
とういつじょうたい
)
に
入
(
はい
)
らなければ、
私
(
わたくし
)
どもにもそのお
姿
(
すがた
)
を
拝
(
はい
)
することはできませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
本来
(
ほんらい
)
の
好心
(
すきごゝろ
)
、
可加減
(
いゝかげん
)
な
慈悲
(
じひ
)
ぢやとか、
情
(
なさけ
)
ぢやとかいふ
名
(
な
)
につけて、一
層
(
そ
)
山
(
やま
)
へ
帰
(
かへ
)
りたかんべい、はて
措
(
を
)
かつしやい。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
本来
(
ほんらい
)
、
蛾次郎
(
がじろう
)
は泣いても
吠
(
ほ
)
えてもここでその首を、
侠党
(
きょうとう
)
の
士
(
し
)
にもらわれなければならないのであるが、
独楽
(
こま
)
の
由来
(
ゆらい
)
の話から、いくぶんその
情
(
じょう
)
を
酌量
(
しゃくりょう
)
されて
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
本来
(
ほんらい
)
ならば、外務省とか民間団体から、大ぜいの出むかえがあるはずですが、明智はそういうぎょうぎょうしいことが大きらいでしたし、探偵という職業上
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
何
(
ど
)
うも
皆
(
みな
)
さん
遠方
(
ゑんぽう
)
の
処
(
ところ
)
誠に
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じました、
本来
(
ほんらい
)
ならば
強飯
(
おこは
)
かお
酢
(
すし
)
でも
上
(
あ
)
げなければならないんですが、
御承知
(
ごしようち
)
の
通
(
とほ
)
りの
貧乏葬式
(
びんばふどむらひ
)
でげすから、
恐入
(
おそれいり
)
ましたが
何
(
なに
)
も
差上
(
さしあ
)
げませぬ
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
父母未生
(
ふぼみしょう
)
以前
(
いぜん
)
本来
(
ほんらい
)
の
面目
(
めんもく
)
は
何
(
なん
)
だか、それを一つ考えて見たら
善
(
よ
)
かろう」
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いかに人はかれこれいうとも
己
(
おの
)
れさえ道を蹈むことを
怠
(
おこた
)
らずば、何の策を
弄
(
ろう
)
せずとも、いつの間にか
黒白
(
こくびゃく
)
判然するものである。要は「
本来
(
ほんらい
)
清浄
(
せいじょう
)
」を守るにある。さすれば人為人工を用うるに及ばぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
本来
(
ほんらい
)
無東西
(
むとうざい
)
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
尤
(
もっと
)
もこの
球
(
たま
)
の
形
(
かたち
)
は、
凝
(
じっ
)
とお
鎮
(
しず
)
まり
遊
(
あそ
)
ばした
時
(
とき
)
の
本来
(
ほんらい
)
のお
姿
(
すがた
)
でございまして、一たんお
働
(
はたら
)
きかけ
遊
(
あそ
)
ばしました
瞬間
(
しゅんかん
)
には、それぞれ
異
(
こと
)
なった、
世
(
よ
)
にも
神々
(
こうごう
)
しい
御姿
(
おすがた
)
にお
変
(
かわ
)
り
遊
(
あそ
)
ばします。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「何者だなんて、
生意気
(
なまいき
)
をいうまえに、おじさんこそ、何者だかいうのが
本来
(
ほんらい
)
だよ。おいらはこの山に住んでる者だし、おじさんはだまって、人の山へはいってきた
風来人
(
ふうらいじん
)
じゃないか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
答『これはいかにも
無理
(
むり
)
な
質問
(
とい
)
じゃ。
本来
(
ほんらい
)
こちらの
世界
(
せかい
)
に
年齢
(
ねんれい
)
はないのじゃから……。が、
人間
(
にんげん
)
の
年齢
(
ねんれい
)
に
直
(
なお
)
して
見
(
み
)
たら、はっきりとは
判
(
わか
)
らぬが、
凡
(
およそ
)
そ五六百
年位
(
ねんぐらい
)
のところであろうか……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“本来”の意味
《名詞》
本 来(ほんらい)
もともとそうであること。
道理・筋道から言ってそうあるべきこと。
(出典:Wiktionary)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“本来”で始まる語句
本来空
本来円満
本来の人生
本来の日本