“酌量”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃくりょう78.6%
しやくりやう21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右は衝突儀仗ぎじょうの条をもって論じ、情を酌量しゃくりょうして五等を減じ、懲役五十日のところ、過誤につき贖罪金しょくざいきん三円七十五銭申し付くる。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
だから、病気になったことについては、情状を酌量しゃくりょうして、どうしてくれとは言わぬから、女のことはあきらめてもらいたい。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
事情の相違、酌量しやくりやうの余地を全然無視した判決を彼等は呪つた。その不平の声の突発が即ち「ヽヽヽヽヽヽ」となつたのである。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)
わづか十九歳の少年であつた、その事をうか酌量しやくりやうして許してもらひたいのであるが
アリア人の孤独 (新字旧仮名) / 松永延造(著)