“しゃくりょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
酌量100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔日は大いに酌量しゃくりょうすべき事情あるも、今日なおその方角に向かって、家屋はもちろん、便所を設け塵塚ちりづかを置くことを固く禁じているは、笑うべきの至りである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
今少し情状を酌量しゃくりょうになって、反感をお起こしにならぬ程度にお扱いになるがよろしい。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
侠気きょうきの点を酌量しゃくりょうされて佐渡送り——お初は、一年あまり、牢屋ぐらしをして、出て来たのだったが、それ以来、彼女は一生かえれぬところへ送られた情人の渡世に転向して、やがて
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)