“酌源堂”の読み方と例文
読み方割合
しやくげんだう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此年文政十一年五月の詩会は酌源堂しやくげんだうに於て催された。宿題は「採薬」で、蘭軒は「倣薬名詩体」の五律を作つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
葌斎かんさい詩集は、二月十三日に酌源堂しやくげんだうに詩会を催し、宿題看梅に就いて詩を闘はした後、僅に詩四首を載せてゐるのみである。そしてそれが皆季節に拘束せられぬ作である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)