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御褒美
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ごはうび
ふりがな文庫
“
御褒美
(
ごはうび
)” の例文
なんとこの
榎木
(
えのき
)
の
下
(
した
)
には
好
(
い
)
い
實
(
み
)
が
落
(
お
)
ちて
居
(
ゐ
)
ませう。
澤山
(
たくさん
)
お
拾
(
ひろ
)
ひなさい。
序
(
ついで
)
に、
私
(
わたし
)
も
一
(
ひと
)
つ
御褒美
(
ごはうび
)
を
出
(
だ
)
しますよ。それも
拾
(
ひろ
)
つて
行
(
い
)
つて
下
(
くだ
)
さい。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
尋呉
(
たづねくれ
)
よと言ければ菊は惣助に向ひ此金子は
徳太郎
(
とくたらう
)
樣より其方に下さるゝとの御事にて澤の井樣をも
召出
(
めしいだ
)
し
御褒美
(
ごはうび
)
下さるゝ筈なれ共今は宿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御褒美
(
ごはうび
)
をいたゞけるのだと
嬉
(
うれ
)
しく思ひましたけれど、又考へてみますと、冠をひろつてかぶり、山車をとめて、「ゆるす/\。」といつたことで
拾うた冠
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
そこで、殿様とこの町の人たちが、もつと仲よくなるために、今年からこの町の学校を卒業する優等生に、殿様から
御褒美
(
ごはうび
)
を下さることになつたのだ。
硯箱と時計
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
「それでは、まづく唄ふと
御褒美
(
ごはうび
)
を下さるといふことになりますね。ぢあ、私は
失敗
(
しくじ
)
るように努力致しませう。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
父 らつぱ卒は大へん褒められて虎退治の
御褒美
(
ごはうび
)
を貰つたつて……さあ、それでおしまひだよ。
虎の話
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あがめ
奉
(
たてまつ
)
る
先生
(
せんせい
)
でも
雪
(
ゆき
)
や
雨
(
あめ
)
には
勿論
(
もちろん
)
の
事
(
こと
)
、三
度
(
ど
)
に一
度
(
ど
)
はお
斷
(
ことわ
)
りが
常
(
つね
)
のものなり、それを
何
(
なん
)
ぞや
駄々
(
だヾ
)
つ
子
(
こ
)
樣
(
さま
)
の
御機嫌
(
ごきげん
)
とり/″\、
此本
(
このほん
)
一
冊
(
さつ
)
よみ
終
(
おは
)
らば
御褒美
(
ごはうび
)
には
何
(
なに
)
を
參
(
まい
)
らせん
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
差出すに於ては
返金
(
へんきん
)
は申に及ばず
御褒美
(
ごはうび
)
として
知行
(
ちぎやう
)
百石づつ下し置れる樣
拙者
(
せつしや
)
どもが
屹度
(
きつと
)
取り計ひ
遣
(
つかは
)
すべし若し御家來に御取立を
望
(
のぞ
)
まずば
永代
(
えいだい
)
倉元役
(
くらもとやく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
を
越
(
こ
)
して
大奧
(
おほおく
)
にも
高
(
たか
)
く、お
約束
(
やくそく
)
の
聟君
(
むこぎみ
)
洋行中
(
やうかうちう
)
にて、
寐覺
(
ねざめ
)
を
寫眞
(
しやしん
)
に
物
(
もの
)
がたる
總領
(
そうりやう
)
の
令孃
(
ひめ
)
さへ、
垣根
(
かきね
)
の
櫻
(
さくら
)
折
(
を
)
れかし
吾助
(
ごすけ
)
、いさヽかの
用事
(
ようじ
)
にて
大層
(
たいそう
)
らしく、
御褒美
(
ごはうび
)
に
賜
(
たま
)
はる
菓子
(
くわし
)
の
花紅葉
(
はなもみぢ
)
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其方儀兄藤助眼病中
孝養
(
かうやう
)
を盡し候段
奇特
(
きどく
)
に
思
(
おぼ
)
し
召
(
めさ
)
れ
御褒美
(
ごはうび
)
として
青差
(
あをざし
)
五貫文
下
(
くだ
)
し置る有難く存ずべし
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
父樣
(
とうさま
)
や
母樣
(
かあさま
)
に
御褒美
(
ごはうび
)
を
頂
(
いたヾ
)
くべしと
威張
(
ゐば
)
るに、
令孃
(
ひめ
)
は
微笑
(
ほヽゑ
)
みながら
勇
(
いさ
)
ましきを
賞
(
ほ
)
めて、その
樣
(
やう
)
な
大將
(
たいしやう
)
に
成
(
な
)
り
給
(
たま
)
ひても、
私
(
わた
)
しとは
今
(
いま
)
に
替
(
かは
)
らず
中
(
なか
)
よくして
下
(
くだ
)
されや、
大姉樣
(
おほねえさま
)
も
其外
(
そのほか
)
のお
人
(
ひと
)
も
夫々
(
それ/\
)
に
片付
(
かたづき
)
て
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
褒
常用漢字
中学
部首:⾐
15画
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
“御褒”で始まる語句
御褒
御褒賞