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『硯箱と時計』
ふりがな文庫
『
硯箱と時計
(
すずりばこととけい
)
』
石之助が机にむかつて、算術をかんがへてゐますと、となりの金さんが来て、 「佐太さん。石さんはよく勉強するね。きつと硯箱になりますよ。」と、言ひました。すると佐太夫は、 「いいえ。石之助はとても硯箱にはなれませんよ。硯箱になるのは、あんたの所 …
著者
沖野岩三郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「金の星」金の星社、1926(大正15)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
守
(
かみ
)
其
(
そ
)
山野
(
やまの
)
金
(
きん
)
茶釜
(
ちやがま
)
硯箱
(
すずりばこ
)
髯
(
ひげ
)
頃
(
ころ
)
靴
(
くつ
)
身体
(
からだ
)
袴
(
はかま
)
茂丸
(
しげまる
)
紀伊
(
きい
)
佐太
(
さだ
)
田端
(
たばた
)
狸
(
たぬき
)
唯
(
ただ
)
君達
(
きみたち
)
僕
(
ぼく
)