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『虎の話』
ふりがな文庫
『
虎の話
(
とらのはなし
)
』
師走の或夜、父は五歳になる男の子を抱き、一しよに炬燵へはひつてゐる。 子お父さん何かお話しをして! 父何の話? 子何でも。……うん、虎のお話が好いや。 父虎の話?虎の話は困つたな。 子よう、虎の話をさあ。 父虎の話と。……ぢや虎の話をして上 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「大阪毎日新聞」1926(大正15)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
羞
(
はづか
)
跳
(
はね
)
臭
(
にほ
)
尾
(
ぽ
)
可哀
(
かはい
)
何
(
なに
)
尻
(
し
)
夜
(
よる
)
丁度
(
ちやうど
)
何
(
なん
)
卒
(
そつ
)
直
(
すぐ
)
師走
(
しはす
)
抱
(
だ
)
早速
(
さつそく
)
間
(
ま
)
何処
(
どこ
)
生憎
(
あいにく
)
炬燵
(
こたつ
)
洞穴
(
ほらあな
)
山路
(
やまみち
)
夜
(
よ
)
容子
(
ようす
)
如何
(
いか
)
好
(
い
)