“出揃:でそろ” の例文
“出揃:でそろ”を含む作品の著者(上位)作品数
永井荷風3
夏目漱石2
泉鏡花1
芥川竜之介1
長塚節1
“出揃:でそろ”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻史 各国の彫刻1.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
やがて若蘆の芽のくきくきと出揃でそろう頃は、夕月の影をくだいて満ち潮のなごりがらと頭越しに流れよるようになる。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
広小路ひろこうじへ曲ると、夜店が出揃でそろって人通りもしげくなったので、二人はそのまま話をやめて雷門かみなりもんまで来た。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そのふもとまで見通しの、小橋こばし彼方かなたは、一面の蘆で、出揃でそろってや乱れかかった穂が、霧のように群立むらだって
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二日目になってようやく学校へ出て見ると、教師はまだ出揃でそろっていなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おつぎのまだみじか身體からだむぎ出揃でそろつたしろからわづかかぶつた手拭てぬぐひかたとがあらはれてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
人参の芽が出揃でそろわぬところわらが一面にいてあったから、その上で三人が半日相撲すもうをとりつづけに取ったら、人参がみんなみつぶされてしまった。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その穂は僕等の来た時にはまだすっかり出揃でそろわなかった。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
頼むぜ。ちやうさん。かう見えたつてはゞかりながら役者だ。伊井いゐ一座の新俳優だ。明後日あさつてからまた新富町しんとみちやうよ。出揃でそろつたら見に来給きたまへ。いゝかい。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
麦の穂の出揃でそろふ頃のすが/\し
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
東の空が白む頃関係者は学校へ出揃でそろい、木型を車に積んで運び出しましたが、上野から宮城までにかれこれ二時間位掛かり、御門を這入って、それから三本の足場を立て、滑車で木寄せの各部分を引き揚げては組み合わせるのに、熟練はしていても一時間半位を費やし、都合四時間ほどの時間が掛かりました。
「驚いたかい。ははははは。」吉さんは何ともいえぬほど嬉しそうに笑って、「頼むぜ。長さん。こう見えたってはばかりながら役者だ。伊井いい一座の新俳優だ。明後日あさってからまた新富町しんとみちょうよ。出揃でそろったら見に来給え。いいかい。楽屋口がくやぐちへ廻って、玉水たまみずを呼んでくれっていいたまえ。」
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)