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しゆつたい
ふりがな文庫
“
出來
(
しゆつたい
)” の例文
新字:
出来
わが
面體
(
めんてい
)
を後のかたみに殘さんと、さきに其方を召出し、頼家に似せたる
面
(
おもて
)
を作れと、繪姿までも
遣
(
つか
)
はして置いたるに、日を
經
(
ふ
)
るも
出來
(
しゆつたい
)
せず。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
茲
(
こゝ
)
に一
大
(
だい
)
事件
(
じけん
)
が
出來
(
しゆつたい
)
した、それは
他
(
ほか
)
でもない、
丁度
(
ちやうど
)
此
(
この
)
船
(
ふね
)
に
米國
(
ベイこく
)
の
拳鬪
(
けんとう
)
の
達人
(
たつじん
)
とかいふ
男
(
をとこ
)
が
乘合
(
のりあは
)
せて
居
(
を
)
つたが、
此
(
この
)
噂
(
うわさ
)
を
耳
(
みゝ
)
にして
先生
(
せんせい
)
心安
(
こゝろやす
)
からず
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
斯
(
かく
)
て江戸高輪の
旅館
(
りよくわん
)
出來
(
しゆつたい
)
の由
書状
(
しよじやう
)
到來せしかば一同に
評議
(
ひやうぎ
)
の上早々江戸下向と決し用意も既に
調
(
とゝの
)
ひしかば諸司代
牧野丹波守殿
(
まきのたんばのかみどの
)
へ使者を以て此段を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
君御用
(
きみごよう
)
の
品
(
しな
)
なれば
費用
(
ひよう
)
は
構
(
かま
)
はず
急
(
いそ
)
ぎ
造
(
つく
)
りて
參
(
まゐ
)
らすべしと
命
(
めい
)
じてより
七日
(
なのか
)
を
經
(
へ
)
て
出來
(
しゆつたい
)
しけるを、
御居室
(
おんゐま
)
の
縁
(
えん
)
に
舁据
(
かきす
)
ゑたるが、
善美
(
ぜんび
)
を
盡
(
つく
)
して、
眼
(
め
)
を
驚
(
おどろ
)
かすばかりなりけり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
舟が舟番所の前まで來ると、太兵衞は槍を
手挟
(
たばさ
)
んで、兼ねて
識合
(
しりあひ
)
の
番所頭
(
ばんしよがしら
)
菅右衞門八に面會を求めた。さて云ふには、在所へ用事
出來
(
しゆつたい
)
して
罷
(
まか
)
り下る、舟のお
改
(
あらため
)
を願ひたいと云ふのである。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
其
(
その
)
恨
(
うら
)
み
骨髓
(
こつずい
)
に
徹
(
とほ
)
りてそれよりの
見
(
み
)
る
目横
(
めよこ
)
にか
逆
(
さか
)
にか、
女髮結
(
をんなかみゆひ
)
の
留
(
とめ
)
を
捉
(
と
)
らへて
珍事
(
ちんじ
)
唯今
(
たゞいま
)
出來
(
しゆつたい
)
の
顏
(
かほ
)
つきに、
例
(
れい
)
の
口車
(
くちぐるま
)
くる/\とやれば、
此
(
この
)
電信
(
でんしん
)
の
何處
(
いづく
)
までかゝりて、一
町
(
てう
)
毎
(
ごと
)
に
風説
(
うはさ
)
は
太
(
ふと
)
りけん
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
なし是より伊賀亮等の三人は
美濃
(
みの
)
へ立
戻
(
もど
)
り川越浦賀の兩所にて金子は三千兩餘
出來
(
しゆつたい
)
せしと物語れば皆々大に
悦
(
よろこ
)
び
先
(
まづ
)
六郎兵衞に夫々の
判物
(
はんもの
)
を
渡
(
わた
)
せしかば六郎兵衞は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その矢先へ今度のことがきこえたら、どのやうな大事が
出來
(
しゆつたい
)
しようかと、それが案じられて此頃は、夜の目も碌に合はぬくらゐ……。なにをいふにも五百石のお家にかゝはること……。
箕輪の心中
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
(得意らしく笑ふ。)もつと度偉い騷ぎが
出來
(
しゆつたい
)
するかも知れないぞ。
正雪の二代目
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
拙者
(
せつしや
)
如き若年者の承まはる可事
覺束
(
おぼつか
)
なし兎も角も中納言樣へ
言上
(
ごんじやう
)
の上御
挨拶
(
あいさつ
)
すべし暫く御控へ有べしと
會釋
(
ゑしやく
)
して奧へ入り
綱條卿
(
つなえだきやう
)
に申上げるは町奉行越前守に對面仕り候處天下の一大事
出來
(
しゆつたい
)
に付夜中を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
五郎 なに、面は已に
出來
(
しゆつたい
)
してをるか。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何事が
出來
(
しゆつたい
)
いたしたのでございます。
正雪の二代目
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
來
部首:⼈
8画
“出來”で始まる語句
出來事
出來上
出來心
出來得
出來兼
出來合
出來難
出來助
出來居
出來島