“しゆつたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シユツタイ
語句割合
出來66.7%
出来33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて江戸高輪の旅館りよくわん出來しゆつたいの由書状しよじやう到來せしかば一同に評議ひやうぎの上早々江戸下向と決し用意も既に調とゝのひしかば諸司代牧野丹波守殿まきのたんばのかみどのへ使者を以て此段を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
君御用きみごようしななれば費用ひようかまはずいそつくりてまゐらすべしとめいじてより七日なのか出來しゆつたいしけるを、御居室おんゐまえん舁据かきすゑたるが、善美ぜんびつくして、おどろかすばかりなりけり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
御出迎へと存じましたる処、おもひも寄らぬ椿事ちんじ出来しゆつたいいたしまして、失礼御免くださりませ。
番町皿屋敷 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
ちやうどそのとき酒場にゐあはせた、堅気な人たちや、馬車ひきや、ちよつと立ち寄つただけの客などを集めて、かくかくの次第でまことに困つたことが出来しゆつたいしてしまつたと、一部始終を打ち明けた。