“いでき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出来90.9%
出來9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「悲しさの余りに、とかくもせで、かたらひ伏して、口をすひたりけるに、あさましきの口より出来いできたりけるにぞ、うとむ心いできて、なく/\はふりてける」
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
文学にても馬、梅、蝶、菊、文等の語をはじめ一切の漢語を除き候わばいかなるものが出来いでき候べき。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
げふとして暫く此山中に住居しが次第々々に同氣どうき相求あひもとむる手下の出來いできしかば今は三十一人の山賊さんぞく張本ちやうほんとなり浮雲ふうんとみに其日を送りける然るに一年ひととせ上方に住し折柄をりから兄弟のやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)