トップ
>
出来
>
しゆつたい
ふりがな文庫
“
出来
(
しゆつたい
)” の例文
旧字:
出來
「甚だ御苦労でございますが、ちよつとした事件が
出来
(
しゆつたい
)
しましたのです。それにレオニツド・グレゴレヰツチユが市中にゐないものですから。」
死
(新字旧仮名)
/
ミハイル・ペトローヴィチ・アルチバシェッフ
(著)
阿弥陀
(
あみだ
)
に
戴
(
いただ
)
けるもの、或は椅子に掛かり、或は
床
(
とこ
)
に
踞
(
すわ
)
り、或は立つて
徘徊
(
はいくわい
)
す、印刷
出来
(
しゆつたい
)
を待つ
間
(
ま
)
の
徒然
(
つれづれ
)
に、機械の音と相競うての高談放笑なかなかに
賑
(
にぎ
)
はし
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
御出迎へと存じましたる処、おもひも寄らぬ
椿事
(
ちんじ
)
が
出来
(
しゆつたい
)
いたしまして、失礼御免くださりませ。
番町皿屋敷
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ちやうどそのとき酒場にゐあはせた、堅気な人たちや、馬車ひきや、ちよつと立ち寄つただけの客などを集めて、かくかくの次第でまことに困つたことが
出来
(
しゆつたい
)
してしまつたと、一部始終を打ち明けた。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:06 紛失した国書
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
折から
矢部
(
やべ
)
と云ふ発送係の男、
頓驚
(
とんきやう
)
なる声を振り立てて、新聞
出来
(
しゆつたい
)
を報ぜしにぞ「其れツ」と一同先きを争うて
走
(
は
)
せ出だせり、村井のみ
悠々
(
いう/\
)
として最後に
室
(
しつ
)
を
出
(
いで
)
て行けり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
足音あわただしく駆け込み来れる一人「諸君、——実に大変なことが
出来
(
しゆつたい
)
した」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“出来”で始まる語句
出来栄
出来上
出来事
出来損
出来合
出来星
出来悪
出来秋
出来難
出来心