“出来合”のいろいろな読み方と例文
旧字:出來合
読み方割合
できあい87.5%
できあひ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一、西洋の帳面を摸製するにやすく、あるいは摸製せざるも出来合できあいの売物もあり。第二、文字こまかに帳面薄くして取扱に便利なり。
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
逃げた女の出来合できあい文句よ、あっちへ行って肘をくったから、こっちへコロコロ戻りますなんて、そうは問屋でおろさねえ
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分が出来合できあひやつを胸にたくはへてゐるんぢやなくつて、石と鉄と触れて火花ひばなる様に、相手次第で摩擦の具合がうまく行けば、当事者二人ににんの間に起るべき現象である。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)