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凛々
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りゝ
ふりがな文庫
“
凛々
(
りゝ
)” の例文
村「お世辞でも
何
(
なん
)
でもありません、有難いことゝ思っても仕方がないが、旦那様のような
凛々
(
りゝ
)
しくって優しいお方はありませんよ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
凛々
(
りゝ
)
しく、
氣色
(
けしき
)
なほもおごそかに、あたかも語りつゝいと
熱
(
あつ
)
き
言
(
ことば
)
をばしばし
控
(
ひか
)
ふる人の如く、彼續いていひけるは 七〇—七二
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
お里は、
誇
(
ほこ
)
らしい顏をあげました。
厄
(
やく
)
そこ/\の年ごろでせうが、苦勞をしたせゐか、美しいうちにも、何となく
凛々
(
りゝ
)
しいところのある娘です。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今年
(
ことし
)
十二
歳
(
さい
)
の
少年
(
せうねん
)
には
珍
(
めづ
)
らしき
迄
(
まで
)
に
大人似
(
おとなび
)
て、
氣象
(
きしよう
)
の
凛々
(
りゝ
)
しい、
擧動
(
きよどう
)
の
沈着
(
ちんちやく
)
な、まるで、
小櫻木大佐
(
せうさくらぎたいさ
)
を
茲
(
こゝ
)
に
見
(
み
)
るやうな、
雄壯
(
をゝ
)
しき
少年
(
せうねん
)
とはなつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
中学の校帽
凛々
(
りゝ
)
しく戴ける後姿見送りたる篠田は、やがて
眸子
(
ひとみ
)
を昨日
己
(
おの
)
が造れる新紙の上に
懐
(
なつ
)
かしげに転じて「労働者の位地と責任」と題せる論文に
一
(
ひ
)
とわたり目を走らせつ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
凛々
(
りゝ
)
しい殿のかみしも姿が眼の前に
かめ
(新字旧仮名)
/
濤音
(著)
面
(
おもて
)
凛々
(
りゝ
)
しく、
瑠璃青
(
るりあを
)
の
騎士と姫
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
由「ないが何処ともなく巡査さんは
凛々
(
りゝ
)
しくって
怖味
(
こわみ
)
がありますから、
私
(
わたくし
)
が届けちゃいけますまい、
何卒
(
どうぞ
)
是は一つお女中に願いましょう」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
色
(
いろ
)
のくつきりと
白
(
しろ
)
い、
口元
(
くちもと
)
は
父君
(
ちゝぎみ
)
の
凛々
(
りゝ
)
しきに
似
(
に
)
、
眼元
(
めもと
)
は
母君
(
はゝぎみ
)
の
清
(
すゞ
)
しきを
其儘
(
そのまゝ
)
に、
見
(
み
)
るから
可憐
(
かれん
)
の
少年
(
せうねん
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と提灯の光ですかし見ると、去年見たよりも
尚
(
な
)
お
肥
(
ふと
)
りまして立派になり、肩幅が張ってゝ何うも
凛々
(
りゝ
)
しい男で、怖いから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
艦長松島海軍大佐
(
かんちやうまつしまかいぐんたいさ
)
、
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
、
其他
(
そのた
)
同席
(
どうせき
)
の二三
士官等
(
しくわんら
)
は、
凛々
(
りゝ
)
たる
面
(
おもて
)
に
微笑
(
びせう
)
を
浮
(
うか
)
べて、
互
(
たがひ
)
に
顏
(
かほ
)
を
見合
(
みあは
)
す
時
(
とき
)
、
軍艦
(
ぐんかん
)
「
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
」の
右舷
(
うげん
)
左舷
(
さげん
)
には、
潮
(
うしほ
)
の
花
(
はな
)
は
玉
(
たま
)
と
亂
(
みだ
)
れて、
艦
(
かん
)
の
速力
(
そくりよく
)
は
飛
(
と
)
ぶが
樣
(
やう
)
であつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
あなたをよく思わせたのですよ、殿様はなか/\
凛々
(
りゝ
)
しいお方ですから、
貴方
(
あなた
)
と私との
間
(
なか
)
が少しでも変な様子があれば
気取
(
けど
)
られますのだが、
些
(
ちっと
)
も知れませんよ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それ何うも
凛々
(
りゝ
)
しく成っちまって気が詰ります……おかみさん、誠に何うも御無心に来たんです、芸者衆の
処
(
とこ
)
に斯うやって帳面を持って貰って歩いて、金も集りましたが
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
百姓などが殿様御前などと敬い奉りますから、益々増長して縁近き所へ座布団を敷き、其の上に座して、刀掛に大小をかけ、
凛々
(
りゝ
)
しい様子で居ります。両人は庭へ引出され。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
髪結
(
かみい
)
さんも上手だと見えて大層
宜
(
い
)
い
恰好
(
かっこう
)
に出来ました事、いゝ事ね、何て………まだ島田が惜しいようですね、はゝゝ
却
(
かえ
)
って
凛々
(
りゝ
)
しくてね、丸髷の方が宜しゅうございますよ
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
話
替
(
かわ
)
って、飯島平左衞門は
凛々
(
りゝ
)
しい
智者
(
ちえしゃ
)
にて諸芸に達し、とりわけ剣術は真影流の
極意
(
ごくい
)
を
極
(
きわ
)
めました名人にて、お
齢
(
とし
)
四十ぐらい、
人並
(
ひとなみ
)
に
勝
(
すぐ
)
れたお方なれども、妾の國というが心得違いの奴にて
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
折角積上げた修業も水の泡に致してしまう事があります、
未
(
ま
)
だ
壮
(
さか
)
んな宗達和尚、お竹の器量と云い、不断の
心懸
(
こゝろがけ
)
といい、実に惚れ/″\するような女、其の上侍の娘ゆえ中々
凛々
(
りゝ
)
しい気象なれども
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“凛々”の解説
凛々(りんりん)は、日本の作詞家、歌手。
(出典:Wikipedia)
凛
漢検1級
部首:⼎
15画
々
3画
“凛々”で始まる語句
凛々敷
凛々烈々