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ぢう
ふりがな文庫
“
中
(
ぢう
)” の例文
「
急
(
いそ
)
ぐつて先月
中
(
ぢう
)
に越す
筈
(
はづ
)
の所を
明後日
(
あさつて
)
の天長節迄待たしたんだから、どうしたつて
明日中
(
あしたぢう
)
に
探
(
さが
)
さなければならない。どこか心当りはないか」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
開
(
ひら
)
き此間
中
(
ぢう
)
より申上し通り穀屋平兵衞を殺し又鈴ヶ森にて三五郎を殺し候は
全
(
まつた
)
く私しに相違なけれども金兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おしやれな
娘兎
(
むすめうさぎ
)
のこととて、でかけるまでには
谿川
(
たにがは
)
へ
下
(
を
)
りて
顏
(
かほ
)
をながめたり、からだ
中
(
ぢう
)
の
毛
(
け
)
を一
本
(
ぽん
)
一
本
(
ぽん
)
、
綺麗
(
きれい
)
に
草
(
くさ
)
で
撫
(
な
)
でつけたり、
稍
(
やゝ
)
、
半日
(
はんにち
)
もかかりました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
白
(
しろ
)
い
毛
(
け
)
が
拔
(
ぬ
)
けて
其處
(
そこ
)
ら
中
(
ぢう
)
に
夥
(
おびたゞ
)
しく
散亂
(
さんらん
)
した。
煙管
(
きせる
)
は
鷄
(
とり
)
から
更
(
さら
)
に
強
(
つよ
)
く
戸口
(
とぐち
)
の
閾
(
しきゐ
)
を
打
(
う
)
つて
庭
(
には
)
の
土
(
つち
)
に
止
(
とま
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
この
中
(
ぢう
)
より
頻
(
しきり
)
に
貴君
(
あなた
)
様を御手もとへお呼び寄せなさりたく、一日も早く家督相続あそばさせ、楽隠居なされたきおのぞみのよし、これ
然
(
しか
)
るべき事と御親類一同の御決義
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
も出しは致す
間敷
(
まじく
)
候やと
然
(
さ
)
も
誠
(
まこと
)
しやかに申立ければ役人
中
(
ぢう
)
も長庵が申
立
(
たて
)
を
實
(
げ
)
にもと思はれ其道十郎を取
迯
(
にが
)
さぬ樣
手當
(
てあて
)
せよとて手先
并
(
ならび
)
に町役人へ
内達
(
ないたつ
)
にぞ及ばれける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
卯平
(
うへい
)
はそれからふいと
出
(
で
)
て
夜
(
よる
)
まで
歸
(
かへ
)
らなかつた。
勘次
(
かんじ
)
は
鷄
(
とり
)
の
拔毛
(
ぬけげ
)
を
見
(
み
)
て
鼬
(
いたち
)
が
出
(
で
)
たのではないかといふ
懸念
(
けねん
)
を
懷
(
いだ
)
いて
其處
(
そこ
)
ら
中
(
ぢう
)
を
隈
(
くま
)
なく
見
(
み
)
た。
鷄
(
とり
)
は
他
(
ほか
)
の
鷄
(
とり
)
が
悉
(
こと/″\
)
く
塒
(
とや
)
に
就
(
つ
)
いても
歸
(
かへ
)
らなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「それ御
覧
(
らん
)
なさい。あなたは一家族
中
(
ぢう
)
悉く馬鹿にして入らつしやる」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
浪人仕つり御當地へ
罷
(
まか
)
り
出
(
いで
)
下谷山崎町吉兵衞店に住居罷り在候に
不※
(
ふと
)
此程
中
(
ぢう
)
右市之丞尋ね參り久々にて面會仕つり
互
(
たが
)
ひに身の上の
物語
(
ものがた
)
りに及び候處私し夫婦
零落
(
れいらく
)
困窮
(
こんきう
)
仕り候を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“中”の意味
《名詞》
【なか】 物の内側。
【チュウ】 大きいとも小さいとも言えない状態。
【チュウ】 成績評価において、優れているとも劣っているとも言えない状態。平均的。
【チュウ】 大規模な文章や書籍などで、中の方の部分。
(出典:Wiktionary)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“中”を含む語句
家中
中央
夜中
女中
連中
日中
中心
懐中
中間
室中
山中
中風
市中
心中
最中
掌中
中止
途中
真中
中旬
...