“きあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
來合23.5%
来合23.5%
忌明23.5%
気合5.9%
其阿5.9%
来会5.9%
気有5.9%
氣合5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
過去くわこことおもすものは、兩眼りやうがんくじつてしまひませう。リユバフキン!』と、かれ大聲おほごゑたれかをぶ。郵便局いうびんきよく役員やくゐんも、來合きあはしてゐた人々ひと/″\も、一せい吃驚びつくりする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
をりから来合きあはせた権七ごんしちせると、いろへ、くちとがらせ、ひからせてながめたが、つらからすにもらず、……あし朽木くちきにもらず、そではねにもらぬ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「もっとも、陣触れをうけた前日に、父の貞氏が、あいにくと病死した。子としては、忌明きあけの法事なども見て……と考えていたろうがの」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、咲耶子を道のきるところまでいこんで、ここぞと、気合きあいをあわせて、二そうしょに彼女の胸板むないたいていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
げい気合きあいもの、独楽は生き物。いくらまわし手が名人でも、そうお葬式そうしき饅頭まんじゅうからすがよってきたように、ガアガアさわがれていてはやりきれない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
當時の武鑑をけみするに、連歌師の部に淺草日輪寺其阿きあと云ふものが載せてあつて、壽阿彌は執筆日輪寺うち壽阿曇奝どんてうと記してある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
君と言ったのは其処に来会きあわせておる友人に言ったので、君見てくれたまえ、僕は漬物桶に自分で手を入れるんだぞ、というのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
さしも遣る方無くかなしめりし貫一は、その悲をたちどころに抜くべきすべを今覚れり。看々みるみる涙のほほかわけるあたりに、あやしあがれる気有きありて青く耀かがやきぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もうめにするとて茶椀ちやわんけば、其樣そんことがありますものか、力業ちからわざをするひとが三ぜん御飯ごはんのたべられぬとことはなし、氣合きあひでもわるうござんすか、れともひどつかれてかと
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)