“きめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
記名50.0%
忌明50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では、試合にさきだって、伝令でんれいの者が、各所かくしょたまりの人々へ、番組ばんぐみ予告よこくするのが定例じょうれいでござるゆえ、そちらの闘士をきめて、この下へご記名きめいねがいたい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こう思っていると、あんじょう、使者は五人の記名きめい姿すがたとを見くらべて、がくぜんと目をまるくしたまま、あとの文句もんくもいわず、まくのそとへ飛びだしていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忽然こつぜんと、信玄がいてから、ことしは正に三年目——四月はその忌明きめいの月にあたっている。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)