“記名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きめい50.0%
ないれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では、試合にさきだって、伝令でんれいの者が、各所かくしょたまりの人々へ、番組ばんぐみ予告よこくするのが定例じょうれいでござるゆえ、そちらの闘士をきめて、この下へご記名きめいねがいたい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こう思っていると、あんじょう、使者は五人の記名きめい姿すがたとを見くらべて、がくぜんと目をまるくしたまま、あとの文句もんくもいわず、まくのそとへ飛びだしていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
記名ないれからかさが死骸のそばに、忘れてあったという所から、浪人藤掛道十郎が下手人として認められ、牢問い拷問のはげしさに、牢死したのはその後の事で、それについても物語があり、不思議な花魁泥棒が
村井長庵記名の傘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)