“茶椀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃわん69.2%
ちやわん23.1%
ぢゃわん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は朝飯(あさめし)とも午飯(ひるめし)とも片付かない茶椀(ちゃわん)を手に持ったまま、どんな風に問題を切り出したものだろうかと、そればかりに屈托(くったく)していたから
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
坊主(ぼうず)までが陰氣(いんき)らしう沈(しづ)んで仕舞(しまい)ましたといふに、みれば茶椀(ちやわん)と箸(はし)を其處(そこ)に置(お)いて父(ちゝ)と母(はゝ)との顏(かほ)をば見(み)くらべて何(なに)とは知(し)らず氣(き)になる樣子(やうす)、こんな可愛(かわひ)い者(もの)さへあるに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
奥様の御差図(さしず)で、葡萄酒を胡燵(おこた)の側に運びまして、玻璃盞(コップ)がわりには京焼の茶呑茶椀(ぢゃわん)を上げました。静な上に暖で、それは欺(だま)されたような、夢心地のする陽気。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)