“ちやわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶碗80.0%
茶椀10.0%
茶盌6.7%
茶腕3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶碗ちやわんに茶をんで出すと、茶を飲む前にその茶碗を見る。これは日本人には家常茶飯かじやうさはんに見る事だが、西洋人は滅多めつたにやらぬらしい。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
満枝は飯桶を我が側に取寄せしが、茶椀ちやわんをそれに伏せて、彼方あなた壁際かべぎは推遣おしやりたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と、骨董好きが古渡こわたりの茶盌ちやわんでも見るやうな、うつとりした眼つきで自分の手首に穿はまつた手錠に見惚みとれてゐる。
不憫ふびんにも帽子屋ばうしやは、茶腕ちやわん牛酪麺麭バターぱんとをおとしてしまひ、片膝かたひざついて、『おたすくださいませ、陛下へいかよ』とはじめました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
これではまつた證人しようにん元氣げんきづかうはづがありませんでした、ぱりぶる/\ふるへながら、氣遣きづかはしげに女王樣ぢよわうさまはうましたが、やがて無我夢中むがむちゆうで、つて茶腕ちやわん牛酪麭麺バターぱん間違まちがへて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)