“ぢゃわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶碗95.0%
茶椀5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小娘は珈琲茶碗ぢゃわんを運んで来た。婆さんも牛乳の入物を持って勝手の方から来た。その後から、マルもいて入って来た。
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「君、あれは本当に校長がにくらしくって排斥するのか、ほかに損得問題があって排斥するのか知ってますか」と云いながら鉄瓶の湯を紅茶茶碗ぢゃわんの中へした。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
奥様の御差図さしずで、葡萄酒を胡燵おこたの側に運びまして、玻璃盞コップがわりには京焼の茶呑茶椀ぢゃわんを上げました。静な上に暖で、それはだまされたような、夢心地のする陽気。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)